四十三話 前夜の騒動 ページ3
A「原田殿、これはどういうことだ!」
原田の部屋に彼女の声が響く。
左之「そんな大きな声出さなくても聞こえてるよ。で、何があった?」
A「これは一体なんなのだ!」
左之「何って・・・体操服だろ?」
A「こ、こんなに肌を見せられるわけなかろうっ!」
最初は何にそんなに大声を出しているのか見当もつかなかったが
ようやく合点がいったようでポンと手を打つ。
左之「なるほど、半袖半ズボンだもんな。」
A「う、上着はまだ我慢できる。だが、足をこんなに出すなど、
ふしだらにもほどがあるぞっ。」
左之「そうは言われても、俺にどうにかできる問題じゃないし・・・」
がりがりと頭をかいていた彼の手がぴたりと止まる。
左之「そうだ、たしかあそこに・・・」
A「??」
左之「ちょっと待ってろ、確か予備があったはずだから。」
しばらくごそごそとタンスをあさっていた彼は何かを手にして戻ってくる。
左之「ちょっとサイズはでかいかもしれないが我慢しろよ。」
A「これは何だ?体操服とやらの一種か。」
左之「ああ、ジャージってんだ。体操服の上に着るもんだよ。
これなら肌も出ないですむだろ。」
A「ああ、肌は出ないな。だが・・・」
これ以上何が・・・と思って振り返った瞬間笑ってしまった。
A「わ、笑わずとも良いではないか!」
左之「悪い、でもそれは反則だ・・・っwwwwwwwww」
体育教師をしているため、持っていた予備のジャージの中でも
小さめのものを渡したはずだったのだが、
小柄な彼女はすっぽりジャージに着られている。
左之「wwwwwwwwwwww」
A「わ、笑うなぁっ!!!」
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朧 龍 - 麻里さん» ありがとうございます。俺だけで書くと話が全く進まないので、持ちつ持たれつで頑張ってます。これからも楽しんでくださいね♪ (2016年4月14日 1時) (レス) id: 3eb883c0b1 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 麻里さん» 私はひたすら朧さんのを読まさせて貰って勉強中です(苦笑)麻里さんも頑張ってください!! (2016年4月14日 0時) (レス) id: b843c6e24d (このIDを非表示/違反報告)
麻里(プロフ) - こんばんは〜(*^^*)続き読ませて頂きました!体力測定ですか…、トリップものだと用語の説明?とかがあるので、夢主ちゃんのはんのうとか書くのが難しいですよね〜?お二人共、凄くお上手でとても読みやすいですっ!更新、頑張って下さい♪ (2016年4月13日 23時) (レス) id: e0df6ff759 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 麻里さん» ありがとうございます♪いやー、彼女の場合は“信頼出来る”んて言葉を書けられた事が無いんじゃないかな...と考えていると寝付けなかったのかな?って、思ったのでwwwこれからも、よろしくお願いします┏○ペコッ (2016年4月11日 7時) (レス) id: b843c6e24d (このIDを非表示/違反報告)
麻里(プロフ) - 続編おめでとうございます。夢主さんの可愛さ…。"頼りにしてる"と言われて寝付けないだなんて、可愛すぎですか?!笑 更新、楽しみにさせて頂きます! (2016年4月11日 6時) (レス) id: e0df6ff759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍&弓 桜 | 作者ホームページ:http://hakuoukiyumizakuraMakoto&shinsengumi
作成日時:2016年4月10日 21時