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四十話 予想外 ページ41

試合が始まってからは静かだった。


互いに隙がなく、なかなか最初の一手が決まらない。


部員1「これ何してんの。試合?」


部員2「ああ、部内1,2を争う斎藤さんとあの沖田さんを負かした新人のえっとー・・・」


総司「龍崎君ね。」


部員2「そうそう、その龍崎の・・・って、沖田さん?!」


総司「面白いから黙って見てなよ。それと・・・」


彼は黒い笑顔を顔に貼り付ける。


部員達は体中から嫌な汗が流れていくのを感じていた。


総司「次、試合したら勝つのは僕だから。そこのところ、よろしくね?(黒笑)」


部員達「は、はいっ!!」









一「・・・・・・。」


A「・・・・・・。」


ここがギリギリの位置。


自分の間合いより、一歩外。


それを知ってか、彼はその距離を保っている。


彼は沖田殿と戦い方が違う。


沖田殿の場合は反射神経と観察力を軸とした戦い方。


だが、目の前にいる彼は観察力を元に考え動くことを軸にした戦い方。


こういう相手に下手な攻めは有効ではない。


利用され、相手に有利なようにされてしまう。


ならばこちらも、迎え撃つ戦法で行こう。


彼女は正眼の構え(中段の構え)を解く。


そのまま、だらりと腕を下げた。


部員「!!!」


予想外の展開に、皆が固唾を呑んで見守った。

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有彩 - 今日が.京になってます (2016年7月31日 16時) (レス) id: ca497103bc (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 舞華花音さん» ありがとうございます、無理せず頑張ります! (2016年4月17日 16時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
舞華花音(プロフ) - 朧 龍さん» そうですよ!はい!ずっと応援しています!頑張って下さい!あ、ですが無理はしないようにして下さいね! (2016年4月14日 7時) (レス) id: da6eceae08 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 舞華花音さん» あれ?そうですか?これからも応援よろしくお願いします(^^) (2016年4月11日 23時) (レス) id: 3eb883c0b1 (このIDを非表示/違反報告)
舞華花音(プロフ) - 朧 龍さん» 私は朧龍さんのただのしがない物語好きの標準値の高さに驚きを隠せません(((( (2016年4月11日 22時) (レス) id: da6eceae08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朧  龍&弓 桜 | 作者ホームページ:http://hakuoukiyumizakuraMakoto&shinsengumi  
作成日時:2016年4月6日 9時

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