白髪の少女は、かつての『キセキの世代の純白の瞳』で、バスケを辞めたそうです 高校編

第69話 ページ34

#(リコサイド)


前半戦が終わって、休憩に入った。



やはり気を抜かずにはいられない状況であり、Aちゃんもいないことで私の分析だけではどうしてもおろそかになる。



心配あってのことでもあるけど、Aの「凄さ」というのもはかり知れたものではないわ。




「さぁ、そんで作戦だけど……__」


どうもこうも、今に集中を切らさぬよう必死に向き合うしかない。





*(黒子サイド)






黒「…………」




試合が始まる前、Aさんが熱を出して来られないとのことであった。




心配でも相手に気を抜かずにはいられなかった。




しかも……



[なぁなぁ！そっち白音Aってやついない？]



試合前に相手チームの高尾くんに聞かれた。



彼はすぐに緑間くんに呼び戻され、僕たちは何も答えずに終わった。





なにか関係があるのか、と、また気がかりなことが増えてしまう。



あぁ、もうすぐ休憩も終わってしまうじゃないか。

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