93.無力なのはもう嫌だ(Iwaizumi side) ページ3
○
Iwaizumi side
『…すまねぇ、本当に。』
言いてえ事も、聞きてえ事も山ほどあった
けど、まずはAに謝りたかった。ずっと、ずっと謝りてえと思ってた
A「…どうして…
一は、何も悪くない、のに」
今、静かに俺の腕の中にいるAがどんな顔をしてるかは想像できねぇ。ここまで弱々しくて、声を震わせてるコイツを見たのは初めてだった
___何も悪くない、なんて…そんなわけねぇだろ
6年前のあの時、Aが何をされていたかを俺たちが知ったのは小学校卒業の直前だった。クラスの女子が話してるのをたまたま聞いちまった時は、怒った及川を止めるので必死だった
その内容は、"知らなかった"の一言で済ませられるような事じゃなかったんだ
『A、あのさ、』
A「…ごめんね、一。
その、徹には、」
『…心配しなくても、及川には言わねえよ』
A「…うん、ありがとう」
…アイツに言ったところで、朝の話の限りじゃ信じないだろうけどな。
A「…一、
あの、そろそろ、」
しばらくお互いが口を開かずに沈黙が続いた後、Aは俺の胸あたりを軽く押した。
…そういや、勢いで抱きしめちまったけど、今考えれば色々とやべえだろこれは…
密着することによって伝わってくる体温とA特有の匂い。つーかなんか柔けぇし…
『っ、わ、悪ぃ!』
A「…?うん、誰かに見られたら、まずいだろうから。
そろそろボトル用意しなきゃいけないから、行くね」
パッと腕を離して両手で思いっきり自身の頬を叩く。何考えてんだよ俺は…
Aは少し首を傾げて俺を見た後、そう言うと軽く頭を下げて俺に背を向けて歩き出した
6年前、あの公園で去り際に見せた背中と重なり、どうしようもない悔しさと悲しさが湧き上がってくる。ぐっと拳を握りしめた
なあ、A。
今度こそ、俺たちを、…いや、俺の事を頼れ。
好きな奴くらい守りてえんだよ
○
岩ちゃんごめんなさい難しいです許してください
(´;ω;`)
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ゆめぬし〜 - わ〜続きめっちゃ気になります!!更新お待ちしてます!! (3月27日 19時) (レス) @page19 id: 87ace5bfb7 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 更新お願いします…(´;ω;`) (3月22日 12時) (レス) @page19 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
_zh(プロフ) - 続きが読めないのが惜しいです……こんな面白い所で止まってるなんて……気が向いたときにふらっと戻ってきてくれたら嬉しいです。お気に入り登録しておきます (10月29日 10時) (レス) @page19 id: acefa471ee (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、欲を言えばもっと逆ハー要素いっぱい増やして欲しいのと、ノヤっさんとの絡みいっぱい見たいです!!文才天才過ぎます、、更新お待ちしてるので完結までついていかせてください! (8月27日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
shibao(プロフ) - 全然待つので続き書いてください! (7月8日 23時) (レス) id: 3ee091ec74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:@ゑの | 作成日時:2021年4月10日 23時