89.大王様は地味子が嫌い ページ47
○
No side
木兎「？
地味幽霊って七夕のことじゃねーのか？」
及川「…へえ、"アレ"、七夕っていうの？」
"七夕"という言葉を聞いてあからさまに目の色を変えた及川はチラと食器を洗っているAの方に視線を移す
その目が酷く冷たかったのは、彼女が及川の知る"七夕A"ではない事は分かりきっているから、そして目の前の地味子が彼の大好きな人物と同姓同名である事が気に食わないらしい。彼はAの声やルックスに酷く嫌悪感を覚えたようだった
及川「…ま、あんなのの事なんてどうでもいいけどね〜
じゃあ、みんなまた後でね〜☆」
木葉「木兎、俺らもいこーぜー」
次の瞬間にはいつも通りの笑顔を貼り付けた及川は、それだけ言って食堂を出ていった
その後に続き、木葉や木兎、二口も食堂を後にする。Aは何事も無くやり過ごせた事に内心ホッとしているようだ
滑津「〜〜っ、何あの人達！！ムカつく！！
Aの事好き放題言って！！」
A「私は大丈夫だよ
あまり関わることもないし」
隣で怒りを露わにしている滑津はAの制止を無視して、離れた場所で作業をしていた他のマネージャーへと報告しに行ってしまう。Aとしては話を極力広げたくはなく、何より周りに迷惑をかけたくないようだ
そう、彼女は迷惑をかけないためならたとえ胸が痛くとも我慢し続けるような人物だ
彼女の本心に気がついている者はいるのだろうか
.
時間は進み、午前中の練習試合は既にスタートしている。Aは胸につっかかる物を感じながらも気づかないふりをしてテキパキと作業をしていた
孤爪「…七夕、ちょっと」
A「ん、どうしたの。タオルならそこに、」
孤爪「あ、いや…そうじゃなくて、
とりあえずこっち、」
音駒がコートに入っていない時、孤爪に小声で話しかけられ手招きをされたAは小さく首をかしげながら彼の後に続いた。彼が自分から話しかけてくるというのはあまりないため少し驚いているようだった
○
更新おそくなって申し訳ございませんんん(´；ω；｀)
実にリアルが立て込んでおりまして…(言い訳)
これからも更新ペースがウスノロになってしまう可能性が大なのですが、気長に待っていただけますと幸いです、よろしくお願いします…
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8airi3(プロフ) - 教えていただきありがとうごさいます！！さっそくやらせていただきます！！ (2021年4月11日 6時) (
レス) id: 24ae341109 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - 8airi3さん» コメントありがとうございます!!ぬああお褒めいただき光栄でございます!!画像はhttp://uranai.nosv.org/bbs/img/こちらで申請許可されたURLを貼れば可能です！ご参考になればうれしいです！ (2021年4月10日 23時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
8airi3(プロフ) - 面白いです！すごく続きが気になります！ところで画像ってどうやって貼ってるんですか？出来れば教えて下さい！ (2021年4月1日 9時) (レス) id: 24ae341109 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - 絲彩さん» コメントありがとうございます!ふあああ更新遅くなり本当に申し訳ございません(´；ω；｀)できる限り更新スピードを早めますのでこれからもよろしくお願いします!! (2021年3月30日 14時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
絲彩(プロフ) - 久々の更新嬉しくて、深呼吸しながら読みました笑これからも無理のないように頑張ってください!! (2021年3月29日 15時) (レス) id: 26bb475f58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@ゑの | 作成日時：2021年1月24日 21時
