69.悩殺ショット ページ23
○
No side
芝山「え！ひとりひとり粉の分量を変えてるんですか！？」
『うん、まだ音駒の人達の好みは曖昧だけど、昨日で少しは分かったから
今日は暑いし試合も多くて汗かくだろうから、薄味に作って塩を少し入れてみればいいかも』
犬岡「すっげー！七夕さん頭いいっすね！」
興奮した様子の2人はあれこれと質問をする。基本粉の分量をAが、水を入れて混ぜるのを犬岡と芝山が行う。2人はAの様子をまじまじと見ていた
『…これで全部、だね
2人のおかげで予定の何倍も早く作ることができた。ありがとう』
彼らの働きもありボトルの準備はすぐに終了した。Aは2人に少しだけ微笑みかけ、"お疲れ様"の意味を込めて2人の肩に手を置いた。普段自分から誰かに触れることのないAだが、この2人の弟(子犬)属性が彼女をそうさせたらしい
しかし彼女は相も変わらず自己評価が極めて低い。自分が誰かと関われば、関わった相手に迷惑をかけ、不幸にしてしまうと考えている程に、である。その為あまり人と関わることを好まないのだが、今回は関わるばかりか相手に気安く触れてしまった事を気にしているのだ
『！ごめん、いきなり触れてしまって、』
犬岡「あっ、全然！」
芝山「だ、大丈夫、です！」
Aはすぐにいつもの無機質な表情に戻り彼らの肩から手を離す。彼らはといえば、数秒目をぱちくりとさせて呆然とした後、顔を赤らめて俯いてしまう
元々顔立ちの整っているAのみせた笑顔と、彼女が近寄った時のふんわりとした優しい香が相当きたらしい。それ程までに"七夕Aの笑顔"というものの破壊力は凄まじい
『…？
2人とも大丈夫…？本当にごめんね
そろそろこれ運ぶから…行こう、？』
犬岡「あ、はいっ
Aさん、カゴ俺が持つんで！」
芝山「あ、犬岡くんずるい、
Aさん、僕はタオルのカゴ持ちますっ」
『…ありがとう、
(さっきまで名前呼びじゃなかった気がするけど…)』
Aの言葉に2人ははっとして、カゴを両手に持ち歩きだそうとしていたAの隣に並んでカゴを半ば強引に持つ。犬岡と芝山に挟まれたAは状況が理解できていないようで少し首を傾げた
この後、異様な程に犬岡と芝山に懐かれたAが彼らの想いを知るのははたしていつになるのか分からない
○
音駒の天使を書きたかったんですｯｯ…悔いはありません(血涙)
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8airi3(プロフ) - 教えていただきありがとうごさいます！！さっそくやらせていただきます！！ (2021年4月11日 6時) (
レス) id: 24ae341109 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - 8airi3さん» コメントありがとうございます!!ぬああお褒めいただき光栄でございます!!画像はhttp://uranai.nosv.org/bbs/img/こちらで申請許可されたURLを貼れば可能です！ご参考になればうれしいです！ (2021年4月10日 23時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
8airi3(プロフ) - 面白いです！すごく続きが気になります！ところで画像ってどうやって貼ってるんですか？出来れば教えて下さい！ (2021年4月1日 9時) (レス) id: 24ae341109 (このIDを非表示/違反報告)
@ゑの(プロフ) - 絲彩さん» コメントありがとうございます!ふあああ更新遅くなり本当に申し訳ございません(´；ω；｀)できる限り更新スピードを早めますのでこれからもよろしくお願いします!! (2021年3月30日 14時) (レス) id: c4dd513e8f (このIDを非表示/違反報告)
絲彩(プロフ) - 久々の更新嬉しくて、深呼吸しながら読みました笑これからも無理のないように頑張ってください!! (2021年3月29日 15時) (レス) id: 26bb475f58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@ゑの | 作成日時：2021年1月24日 21時
