【HQ!!】地味なあの子は隠し事をしている。

33.稲荷崎高校 ページ35

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No side







場所は変わって兵庫県、稲荷崎高校
昼休み、男子バレー部2年は2年1組の教室で昼食を取っていた









治「…おい侑、銀はまだいいとしてなんでお前までこっち来んねん。

お前来ると視線痛いんやけど」




侑「はあ！？俺がモテるからってそういう見苦しい事言うのやめろや！


角名も言ったれ！」



治「同じ顔のくせによう言うわ


ちなみに、角名さっきからイヤホンつけてんで」





角名「…ごめん、なんて？」



銀島「お前らうっさいわ！！」








人気の高い男子バレー部が集まっているということもあり、他クラスからも見物する女子が出てくるという事態が起こっている



しかし当の本人達は、そんなことは慣れているのだろう、いつものように食事をとっていた



唯一、角名倫太郎だけはイヤホンをつけてスマホをじっと眺めていたのだが








銀島「？

角名、何見てるん？動画？」



治「今朝からずっとやで

授業中もずっとワイヤレスイヤホンつけててこっちがヒヤヒヤしたわ」









銀島は、角名のそんな様子が気になったのか治に問いかけるが、治は首を横に振る









角名「…さっきから何、うるさいんだけど」



銀島「あ、角名！さっきから何聞いてるん？」


侑「もったいぶらんで教えろや」





角名「…はあ、


"天川七"だけど。」








3人に一斉に見つめられた角名は、小さくため息をついて自身のスマホの画面を彼らに向けた



そこには、天川七の新曲のMVが映っており、それを見た銀島はぱっと顔を輝かせた









銀島「す、角名も天川七聞いてるんか！？」



角名「うん、銀島も聞くんだ、なんか意外

この前赤木さんと大耳さんも聞いてるって言ってたよ」









2人があの曲が良いだのこのMVがいいだのと盛り上がる中、双子は顔を見合わせる









治「…誰や、天川七って」


侑「知らんわ」




銀島「え…知らんの…？」


角名「…お前らバレーと飯にしか興味ないもんね、」



侑「はあん！？治と一緒にすんなや角名こら！！」







治「…侑、それは俺のセリフやで


(どうでもいいけど腹減ったわ…

まだ購買にパン残っとるかな…)」









そんなこんなで言い合う4人(ほぼ3人)だが、周囲の女子は「男バレがじゃれ合っとる〜！」と歓喜の声を上げていた








稲荷崎高校男子バレー部では、天川七はまだ流行り始めたばかりである







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エセ方言&口調が…((
申し訳ございませんです(´；ω；｀)

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