第21話 ページ22
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4.24
最近、高尾くんは真ちゃんと張り合っているような
気がする。
お互い1年で一軍だし、都予選も控えてるから色々あるんだろうけど。
でも、最近それが顕著に現れてるなぁ…と練習見ながら思った。
こーゆーのは、マネージャーとして聞いとくべきなのかな?どーなんだろ。
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4.25
マネージャー云々よりも気になってしまったから(笑)
聞くことにした。
だから今日のお昼休みに、真ちゃんが職員室に呼ばれてる時に2人きりで話をした。
「Aちゃん、都築中って覚えてる?」
って高尾くんは言った。
覚えてなかったから、覚えてないって言ったら、高尾くんは少し、悲しそうな顔をした。
「俺、そこの4番だったんだよね。3年の時、帝光と当たって、ボコボコにされたの笑」
高尾くんは笑ってたけど、笑えなかった。
「そんで、悔しくて、引退しても練習続けて、
いざ高校に進学したら、真ちゃんいんの!!!
もう、笑うしかないよね。
今更張り合ったって意味ないの知ってるけど、
多分そう見えたのは俺が真ちゃんに認めて貰いたいって少なからず思ってるからなんじゃね?」
私は高尾くんにかける言葉が見つからなかった。
安易に言葉をかけるべきじゃないなぁって思ったから
でも、気づいた。
少なからず、真ちゃんにとって高尾くんは人事を尽くしている人。
宮地先輩や、木村先輩、大坪先輩だって、みんな真ちゃんのいう人事を尽くしてる。
(おは朝のラッキーアイテムはもってないけど笑)
この高校に来て、このチームで、よかった…って。
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4.30
何気に真ちゃんと高尾くんは仲がいい。今日なんて、
チャリにリアカーをつけるチャリアカーを発明してた
明日からこれで色々移動するんだって。
「え?これすごくね!考えた俺天才じゃね!」
なんて高尾くんは言ってた。
あれ?真ちゃんと毎日登校してた私はどうなるんだ?
と思ってたら、二人とも同時に、
「お前も乗るのだよ」
「Aちゃんも一緒に行こ!」
って言ってくれた。
最近思うこと。
高尾くんはチャラいんじゃなくて、ハイスペックなんだということ。
そりゃ毎日堅物の真ちゃんの隣にいたら、
高尾くんなんてちょーチャラいんだけど笑笑、
そんな堅物真ちゃんの相棒になりつつあるし、
優しいし、
さっきの一言だってサラッと言えるし……
これは、モテるなぁ。
まぁ、私は堅物の真ちゃんがすきなんだけど
______
真ちゃん高尾ペアがすごく好きな件ついて。笑
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作者名:aoihalu | 作成日時:2018年12月14日 19時