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ep.1 ページ3

朝だ。

何でわかるのかって?

日光が当たって眩しいからだよ。



「・・・ん〜・・・?」



時間を確認するため、枕元にあるはずのスマホを手探りで探す。

が、無い。



「ぁ、れぇ・・・?」



うつ伏せになった上体をのっそりと起こすと、私が今まで顔を押し付けていたであろう枕が見えた。



「?」



なぜか枕が白い。

白いのがいけないというわけではない。

ただ、私がいつも使っている枕は水色のボーダーだから白い枕なのがおかしいと思うだけで。



「なにぼーっとしてんの!遅刻するよ!」


「ぅわあ!!ぃっ……だぁ…!」



ぼーっと考え込んでいると、下からにゅっと顔を出してきた女性に不意をつかれて驚き、天井に頭をぶつけた。

ガダンッ!!という激しい音と同時に木屑のようなものが降ってきてむせた。

どうやら私が寝ていたのは2段ベッドの2階部分だったようだ。

通りで天井が近い訳だ。



「ちょっ、大丈夫!?」


「っ…なんとか…」



涙目になりながら答えたが、正直大丈夫じゃない。めちゃめちゃ痛い。

ズキズキする場所をおさえていた手を見てみたが血は出ていないようなので、ほっとした。

頭をぶつけたことで目が覚めた私は気付いた。


(ここ、どこ?)


明らかに様子の違う部屋。

いったいここは何処なのか。

そしてこの人は誰だろう。

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作者名: | 作成日時:2019年2月7日 17時

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