嫌われ者の監督生と仲良くなりました。

第39話 ページ41

夢主side


『ちょっ、ほんとにユウちゃんの手当しないとなんで部屋行きますね？あと、イデア先輩、誰か先生を呼んできてくれませんか？このことは先生に話しておきたいので。』


イデ「え…わかった。ちゃんと自分の手当もしてよね。」


『はいはーい。フロイド、ユウちゃんは女子なんだから部屋に入ってこないでよ？』


フロ「ﾋﾞｸｯ)えっ…そ、そんなことしねーし！」


『いや、この子分かりやすすぎない？』(2人ともフロイドを見張っててください。)


フロ「A、それ逆だよね？」


アズ・ジェ「分かりました。」


フロ「お前らはなんで通じてんの？！」


『あざーす。』


フロ「おい！」


フロイドがなんか言ってるけどしーらね！



〜部屋〜

『ｯ…』

…実は怪我の事を言われてから急に痛みが出てきてものすごく痛い。言われるまでは気づかなかったよ((

草で身体を切りつけられ、炎でやかれ、腕や足はもうボロボロだ。でも、ユウちゃんに比べたら私は魔法も使えるし、攻撃された数も少なかった。


『早くユウちゃんの手当しないとな…』


でも生憎回復魔法はあまり得意じゃないし、まぁ今は応急処置をして、後で先生にしっかりとした治療をしてもらおう。


回復魔法は1人回復させるだけでも、今の私にとってはかなりきついから自分は回復出来ない。

…まぁ、後で先生に頼むか
これくらいの痛みなら耐えないと。





『…守るとか言っておきながら肝心な時に守れなくてごめんね。』


まだ目を覚まさない彼女に向かって呟く。私のせいなのに、泣いちゃダメなのに涙が溢れてくる。変わってあげられたらいいのに。
こんな自分が不甲斐なくて、情けなくて、自分が嫌になる。



『ごめんね…ｸﾞｽｯ…ごめんね…』


そう泣きながら呟き続けた。


？？「…」


？？「…」



誰かに聞かれているとも知らずに。

第40話→←第38話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す