【◇】恋の方程式を教えて下さい。

05. ページ6

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しゃべってばかりだったけど

入学式も無事終わって


担任の話もぱぱっと終わり、



今は部活へ行ったり帰ったり…人それぞれ。



「ねぇねぇ、桜瀬さんって部活入るの？」


「うーん…どーしようかなー…」


「悩んでるの？」


「…うん。初めはやらないつもりだったけど、

入ってみるのも良いかなーって思ったり」




……まぁ、もう野球部のマネージャーはもうこりごりだけど。


…だって、、



(( あいついるし…。))



それに、野球部のマネさんは

中学時代(強制的に)やってて、

もう経験済みだし。




「…じゃあさ！私、入りたい部活あるんだけど

一緒に見学しに行かない？？」


「え！いいの？」


「もちろん！

1人じゃ心細いし」


「じゃあ行きたい！！」






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「ワンアウト！」


「ナイスカバー！！」

「あと一個ー！！！」





中学生時代のころに聞き慣れた、この声。

だけどちょっとききなれたその声は

大人伸びていて、やっぱり前とは違う感じ。



−−−部員の声が響き渡るグラウンド。





「・・・・・・。」



……… はい？





「桜瀬さーん！！どう？




−−− 野球部のマネ！！！」



(( いやいやいやいや、えぇぇぇ!!???
　 よりによって " 野球部 " のマネなの!!!??? ))




「……あははー。うん、いいねー」


「だよね！！！」




…神月さぁぁぁぁぁん!?

なんで、なんで!?


なんでよりによってこの部活!!??



バレーとかバスケとか…サッカーとか!!

野球意外にもほかにもあるからね!?



(( …本当のこと言っちゃおうかな ))



「もうめちゃくちゃかっこいいー♡しねるー♡

やっぱり野球部のマネやりたいねー！」


「…･･うん、だねー」



「あはは」と棒読みの笑いをつけたす。





−−−− 今更いやだなんていえない!!!




「…あ！！みてー！成宮くーん!!!

…やばい、かっこよすぎるしねる」



と、となりでメロメロな神月さん。




……後戻り、できないじゃん。



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