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履歴 ページ4

空を見上げたまま万次郎は
へぇー。とかふーん。とか言いながら
分かってるんだか分かってないんだか
相槌をホイホイと打つ。


「もうさ、ホントにいいから」
大丈夫、彼の事はもう気にしてないから
と言う事を伝えると

そっか!って言って愛機へ向かう。

『帰ろっか』
とニッコリ笑ってから
またヘルメットをわたしの頭の上に乗せ
先程来た道と同じ道で帰路につく。




じゃあねーと言って送ると
何かモゴモゴと唇を動かしてたようだけど
この寒さの中バイクで更に風にさらされて
凍えてしまって仕方なかったから
何も見なかったフリをした。



時刻は23時55分。
もうこんな時間か
と思いながら明かりのついたままの部屋に戻った。




ふと携帯を見ると

着信1件



まさかと思って確認すると
消したばかりの彼であろう番号からだった。

かけ直す?
かけ直さない?


一瞬考えたけど
時間も時間だし、かけ直すのはやめて
メールを送る事にする。



が、先程出かける前に削除してしまった事に気づき
慌てて送信履歴を見る。

何件遡っても履歴は残っておらず
メールを送るという手段はなくなってしまった。


仕方ない。
明日かけ直してみるか
急用なら向こうからかかってくるかな?
なんて思いながら眠りにつく事にした。





翌朝ぼやっとした頭の中で
そういえば昨日の夜電話かかってきたっけ
という事を思い出し、枕元の携帯を確認する。


日曜日。
この時間なら起きてるはずだ。

少し緊張しながら彼であろう番号にかけ直す。

「もしもし」

と出た声は、やっぱり聞き覚えのある声だった。


部屋にいくつか荷物があるから取りに来い
新しい彼女が嫌がるからできるだけ早く

との事。


一瞬期待したのがバカみたい。


どのツラ下げて女がいるだろう部屋に行かなきゃならないんだ。
家には行きたくないから
近くのコンビニに持ってきて
と言う事を伝え、出かける支度をする。




待ち合わせのコンビニに到着するが
待てど待てど来る気配はない。
呼び出しておいて待たせないでよ
と言ってやろうと思っていた時
彼は来た。


女の子を1人連れて。

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設定タグ:佐野万次郎 , 東京リベンジャーズ , 東リベ   
作品ジャンル:恋愛
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ミリカ(プロフ) - ゴリラの娘ですさん» あざーす✌️😃うちの万次郎くんは口数が少なくて、物足りなさもあったと思いますが、喜んで頂けてよかったです!またそのうち万次郎2人目書くので、お会いできたら喜びます。わたしがw (2021年10月19日 17時) (レス) id: 74af4c8036 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - 素敵な作品ありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ。いやぁホントに神すぎます! (2021年10月19日 17時) (レス) @page26 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
有泉実樹 - 脳みそと相談笑😅相談頑張ってください(?)私も頑張るぞー!😤 (2021年10月18日 21時) (レス) id: 641a3c9cd6 (このIDを非表示/違反報告)
ミリカ(プロフ) - 苺みるくさん» とんでもない🥺書いては消し、書いては消しの繰り返しで思った事がなかなか書けないので、もう最後の方はやべぇこれ終わるんか?って思いながらでした😫ぜひまたお付き合い下さい♡ (2021年10月17日 15時) (レス) id: 74af4c8036 (このIDを非表示/違反報告)
ミリカ(プロフ) - 有泉実樹さん» ありがとうございます(* ॑꒳ ॑* )次まだ誰にしようか決まってないので、脳みそと相談してから書きますwお楽しみに😭🙏 (2021年10月17日 15時) (レス) id: 74af4c8036 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミリカ | 作成日時:2021年10月13日 10時

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