【ベイブレードバースト】狂ってしまった時計【短編集】

18時…運命だったのだろう ページ18

嗚呼、美しいよA。

その手首や足首に付けられた手錠、その先に
ある鉄球、そしてその恐怖と憎みに満ちた瞳。

全てがとても美しく見える。

この状態のAは他の誰かに見られることが
無く、自分だけのA。

そう所謂、自分だけのモノ…"私用ブツ"。

少し前までは自分の私用ブツでは無かったが、
いつの間にか手を出してしまっていた。

いや、私用ブツになる運命だったのだろう。

Aの咲いたばかりの華の様な笑顔は
最高だ。

でもこの萎れてもなお、美しさを感じさせる
絶望の華の様な表情もまた最高だ。

あの表情がこんな表情になるのもまた運命。

そして恐怖を隠す為の反抗的な態度が自分を
満足させてくれる。

い く ら 反 抗 的 に な っ て も 無 駄 な の に。

そんな事を考えながらAを見つめていると
Aと"目線"が合った。

直ぐにAは"目線"を逸らしてしまうが自分
はAの方に歩んで行き、その綺麗な頰に
触れる。

そして自分の目を少し開き"目"と"目"を
合わせる。

「自分なら、どんなAでも愛せます。今は
まだAは自分を愛さなくて良い、だから
少しずつで良いから自分を愛して下さい。
大丈夫、一生を共にするのだからいつかは自分
を好きになりますよ。大事にしますA。」

A「は…一生…？」

そうか、いきなり一生と言われても頭が
追いつかないか…でも事実ですから。

その綺麗な瞳や整った顔、自分好みの声や性格
の持ち主とこれから一生を共に出来ると考えた
だけで自然と笑みが零れる。

「待ってます、Aが自分を愛してくれる
日を。」

この一言を言った瞬間Aの瞳に絶望が
映った様に見えた。

________________________________

おー、一回目のスオウより上手く出来たー。

あ、スオウの裏表が分かるようにあぁいう表記
にしました〜。

一回目のスオウは読み手による解釈はそれぞれ
だと思ったのでそのままの表記です。

あと…漢字の意味、変えてしまったのですが
これで良かったでしょうか←

よし、次はラバン君、頑張るぞーーー((

というか、一回目のスオウのお話の続きみたい
ですね←

19時…優しさを感じた→←17時…偽物なんて要らない

ラッキーミュージック

ECHO

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す