元彼の秘書として働くことになりました2【黒バス】

伍肆 ページ4

赤「今何とおっしゃいましたか、父さん」

父「瑠璃さんのお嬢さんと結婚しろ」

赤「俺には彼女がいるからできません」

父「お前は、父親に逆らうのか？」

赤「これだけは譲れません。好きな人と結婚して何が悪いんですか？」

父「わかった」


よし。わかってくれたみたいだ。

でも、その瞬間...


父「結婚をこちらで進めておくよ」

赤「!!!!」


そのまま、振り向かず去って行った。

赤「何も会社で言わなくても...」


ｶﾞﾁｬ


父「おや、君が例の秘書か？」

あ「はい」


真面目そうな顔をしている。この子に惚れたということか？

でも、どこかの令嬢...ではなさそうだな。


父「征十郎は、結婚する」

あ「え？」

何か間違いを言ったか？この子のはず。

父「征十郎と付き合っているのは君だろ？」

あ「はい」

父「もう一度言う、『結婚する』」

あ「私に何をお望みで？」

父「望み？一つに決まっているだろ？」



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父「征十郎と別れてほしい。お金はいくらでも出す」

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