元彼の秘書として働くことになりました2【黒バス】

陸壱 ページ11

ある日会社に、一枚の手紙が送られてきた。

ー彙褪臞A様ー

率直に言います。『赤司さんと別れてください』。さもないとあなたの家庭を壊します。いいんですか？お兄さんに何かあっても。らくな方法は、事故死に見せかけると言った手段ですかね？毒薬でもいいんですよ。まぁ、貴方の選択次第で、『お兄さんの命が消えることになるでしょう』

ー瑠璃飛鳥ー


手に持っていた手紙が私の手から落ちた。

あ「いや...辰也兄さんだけは...」


やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて。


脳にはその言葉しかなかった。

お願い、私から辰也兄さんを奪わないで。


あ「もう、嫌だ...」

負けたくない。けど勝てない。


頭の中が真っ白になり、意識がもうろうとした。

涙を流しながら、ドアに倒れ掛かるように意識が飛んだ。

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