私は先生の特別になりたい (ページ37)

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☆ ページ37

その後すぐに私と爆豪くんは捕縛布によって引き離される

相「外まで聞こえてたぞ、何があった」

だんまりな私と舌打ちをする爆豪くん

飯「それが急に喧嘩をはじめまして…我々にも…」

相「ﾊｧ…A、爆豪。なんで喧嘩になった？」

あ「爆豪くんの口の悪さを治してあげようと思いましたー」

爆「ァあ！？」

ｷﾞﾁｯ

更に締めあげられる

1度イライラしてしまうとなかなか収まらない

夢のことも思い出して

目の前で怒っている相澤先生に対しても

何故かイライラしてしまう

相「ﾊｧ…お前らこれで何回目だと思ってる、いい加減にしろ！」

あ「すみませんでしたー」

我ながら嫌な謝り方だと思うが

何かに八つ当たりしたくて止まらなかった

麗「Aちゃん…どしたんやろ…」

蛙「ｹﾛ…なんかいつもと様子が違うわね…」

相「…A、お前終わったら職員室に来い」

あ「は？なんで」

相「いいから来い」

あ「…いけばいいんでしょいけば！」

A「……」

再びため息をついた相澤先生は私と爆豪くんを解放した

なんで私だけと心の中で文句を言いつつ席に座る

そして授業が終わると同時に

相澤先生はすぐに私を捕縛布で捕まえ引っ張るように

職員室へ連れていくのだった

職員室へ入ると先生たちも何事かとこちらを見ていたが

相澤先生は気にせず自身の席に座り

隣に私を座らせた

しかし私の視界には心配そうにこちらを見る高宮さんがうつり

その姿が私のイライラを更に倍増させた

相「…何があった」

教室の時と違って今度は優しい声で聞いてくる先生だが

私は冷たい感じで話す

あ「だから言った通りだって

爆豪くんの口が悪いからイライラして…」

相「いつもならここまでの喧嘩はしないだろう」

あ「……」

相「ﾊｧ…まぁ仲良しごっこをやれとは言わないが…

せめてお互いもう少し大人になれ」

あ「爆豪くんにも言ってよ、なんで私だけ」

相「爆豪にも後で言っておく。

連れてきたのは最近顔色が悪いのが気になってな、隈すごいぞ

寝れてないのか」

そう言って私に手を伸ばしてくる相澤先生

その時、夢の中で家族のように手を繋ぐ相澤先生が重なり

私は思わずその手を振り払った

あ「触らないで！！」

相「！A？」