五条side ページ37
五「硝子、ちょっとAのこと頼んでいい?」
家「あぁ、構わないけど…
顔、怖いよ」
五「…出ちゃってた?」
家「びっくりするくらい出てた
…どーするつもり?」
五「分かってるでしょ?
僕の大事なものに手を出したんだ
それ相応の罰は受けてもらうよ」
家「そうか…私たちの分も頼むよ笑」
五「任せといて」
そう言って向かったのは藤家
僕が来たと分かると家の中が慌てだし
五条の本家で見たように使用人たちが一気に列を作って僕を迎えた
使「ごっ五条様!!こちらへ…」
そう言って通されたのは立派な広間
五「あぁお構いなくー
長話するつもりも無いんでね」
そう言うとヒッと軽く悲鳴をあげた使用人は
急いでその場から立ち去った
そのすぐあとに嬉しそうにやって来たのはあの女
藤「まぁ五条さん!どうされましたか?」
五「白々しいね〜
僕がなんでここに来たか分かるでしょ?」
藤「っ…なんのことです?」
五「あのさぁ…僕の大事なAが呪霊に襲われたんだよね〜
しかも発情誘発剤を使われて」
藤「まっ…まぁ!なんてこと…それは大変ですね
呪霊になんて…恐ろしい」
五「あれ?おかしいな…
Aは君に会ったって言ってたんだけど……
まさか僕の可愛いAが嘘つくわけないし」
藤「あ、会ってないですよ!
き…きっと私が五条さんのお見合い相手だからヤキモチ焼いて
嘘ついたんじゃないですか?
私も忙しくてずっと家にいましたので山なんて行ってませんもの」
五「墓穴ほったね〜
僕、山なんて一言も言ってないけど」
藤「!!!」
五「ちなみに僕をここまで連れてきた補助監督
Aとその日任務で一緒に行った人なんだけどさ
君んちに止まってる車とすれ違ったんだって〜」
藤「っ…」
五「ここまできてまだ言い訳するの?
言っとくけど僕、許す気ないし
このまま何もせず帰るつもりもないよ」
藤「っ!?」
五「うちのジジイに言ったって無駄だよ
現当主はこの僕…力を前にして僕にどうこうできるやつは
今ここに存在していない
Aの任務先、時間、僕の任務事情その他諸々
君に情報流したやつもタダで済ますつもりはない」
藤「だ…だってっ…私はただ五条さんが好きで…」
五「だから何をしてもいいって?
…ふざけんなよお前」
藤「ヒッ…」
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作者名:きい | 作成日時:2022年8月7日 0時