五条side ページ23
あー忙しい。忙しすぎる！！！
最近ほんと任務させ過ぎでしょ
伊地知のやつマジでビンタしてやる
可愛い可愛い僕のAはどーしてるかなぁ〜
あーまじでA不足で僕死んじゃう……
五「さっさと失せろ」
Aに会えない苛立ちを呪霊たちにぶつける
そんなこんなで毎日の任務で多忙の中、
更に僕をイラつかせる出来事があった
五「は？今なんて？」
夜「本家からお前に手紙だ
早急に帰ってくるようにとな」
五「それ従う必要ある？」
夜「お前に呼び出しがかかるなんて珍しいことだろう
何か急ぎの用事でもあるんだろう」
五「家のしきたりとか硬っ苦しいの嫌いなんだよね僕
要件も書いとけよ…」
僕は無視しようと思ったが、夜蛾学長の圧で結局嫌々本家に戻ることになった
「おかえりなさいませ悟様」
列を作り五条家の使用人たちが僕に頭を下げる
あーやだやだ、息苦しいね〜この家は
いいって言ってるのに着物に着替えさせられ
僕は広間に通された
父「来たか悟。」
元当主である父がこれまた偉そうに座っていて
五「なんの用？僕忙しいんだよね
手短に頼むよ」
父「こないだの見合い写真は見たのか」
五「はぁ？まさか要件ってそんなことじゃないよね？
見るわけねーだろ、僕にはAがいる」
父「あんな小娘許すわけが無いだろ」
五「いやいやあんたの許可なんていらないから
しかもそんな風に言ってるけどさぁ
舐めてると一瞬でやられるほどAは強いよ？」
父「現当主のお前には立派な跡取りを作ってもらう必要がある」
五「だから？なんと言おうとA以外と番うつもりないし」
父「今まで散々好き勝手してきただろう
そろそろ五条家の当主として自覚を持て！
お前には遠縁の藤家のご令嬢と結婚してもらう」
五「誰だよそれ。むーり
何度言っても無駄だよ
それこそ現当主は僕。引退したあんたには権限はない
あんましつこいと……潰すぞ」
父「っ……」
ほんっと嫌になっちゃうよねー
僕が言う通りにするわけないじゃん笑
Aと番えないなら死んだ方がまし
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作者名：きい | 作成日時：2022年8月7日 0時
