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9話 ページ9

その派手な男は、黒髪の男と二人で来ていて、黒髪の男は唯の案内について行く。
もう一人の派手な男の方は、こちらを見て目を見開く、

『わあ』

男が笑う、お互いに目を逸らさなかった、
Aはあの時の記憶が頭の中で蘇る。すると…


『おい、秋元どうした?早く来いよ』

秋元と呼ばれた男は

『あーはいはい今行きま〜す』

Aから目を逸らす。そして黒髪の男の方へ歩いて行き、Aとすれ違う瞬間、

『また会えたね、探してたよ』

そう聞こえたのは、気のせいだと信じたかった。

そんな自分を他所に唯が話しかけてくる

『A、お昼だよ。休憩行こっ』

そう言い唯はAの腕を引っ張って

『私達休憩入りまーす』

と他の従業員に伝える。休憩室に入ると唯が、

『ほらっ!あの二人組だよ!だいぶ前に言ってた!
また来てくれたんだ〜!この前来てから全然来てくれないから、このお店、嫌われたかと思ったよ〜!』

目の保養〜と盛り上がっているが、Aはあの秋元とか言う男が気になっていた。
モニター越しに見る。それに気づいた唯が、

『なになに〜?Aはあっちの派手な髪した男の人派?』

『て言うかAが男の人見てるなんて珍しいね〜!
さっきもなんか見つめ合ってたし、あっ、もしかしてAもとうとう、男の人に興味湧いた?』

秋元とか言う男は料理を待っているのか携帯をいじっている。

あの男から目が離せなかった。
モニター越しに目が合った気がするが、流石に気の所為だと思いたい。

そうしてAはあの秋元とか言う男が頭から離れなくて、仕事に全然集中出来なかった。

「はあ…」

終わる頃にはため息ばかり吐いていた、
いつもと同じ仕事内容なのに、普段ならばミスしない所でミスをしてしまった。

原因はもちろん秋元のせいである。

唯からは勿論、色んな人から心配された、帰ろうかと店から出た時、

『あの』

声を掛けられた。振り向くと

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志貴(プロフ) - 悠さん» 悠様、コメントありがとうございます!いつも見て頂きありがとうございます! (2022年12月14日 18時) (レス) id: 7260f26da8 (このIDを非表示/違反報告)
志貴(プロフ) - そして、43話のセリフについてですが、特にこれといった元ネタは無いです笑どう言わせようか悩んでた所、ふと思いついたのがこのセリフでした笑 (2022年12月14日 18時) (レス) id: 7260f26da8 (このIDを非表示/違反報告)
志貴(プロフ) - コノさん» コノ様、いつも見て頂き、ありがとうございます(*´艸`*)♡コノ様のコメント、励みになります( *´꒳`*) (2022年12月14日 18時) (レス) id: 7260f26da8 (このIDを非表示/違反報告)
コノ - そして43話のん?と聞き返してくるのとお預け?と言うセリフ、とっても好きです!個人的にん?て聞き返してくる人好きなので是非推しに言ってほしい!これらのセリフなんですが何か元になったお話だったり参考にされたお話とかあったりしますか?! (2022年12月14日 15時) (レス) id: d4a3ef37b3 (このIDを非表示/違反報告)
コノ - いつも見てます〜!!これほんっと好き!秋元の飄々としていながら本命である夢主に対して実は真剣な所がめちゃくちゃ解釈一致だしその表現がめちゃめちゃお上手で素敵です!何度も言うけどこれ!これを求めていたんです!! (2022年12月14日 15時) (レス) @page44 id: d4a3ef37b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:志貴 | 作成日時:2022年11月17日 2時

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