・ ページ9
・
『ほんっとに!どう思う?やばいよね?あのシスコン野郎!!1日くらい
96「せやなぁ」
『私高校生だよ?』
96「おう」
『むきー!!!』
96「はいはいw」
そう、だいたい予想出来ていたであろう向かった先はくろ姉ちゃんのお家。
さっすが金持ち。綺麗な家
96「うーん、今日は泊まってくんやろ?」
『うん』
96「つっきーもつっきーやんなぁ」
『うん』
96「遊びに行くのもアカンって…」
『うっ、うん』
机に突っ伏してくろ姉ちゃんが出してくれたココアを一気飲みした。
その瞬間、ピリリとくろ姉ちゃんのスマホが鳴った
96「……うい?もしもし?…ふふ」
急にくろ姉ちゃんは耳からスマホを離し、ある所を押した……
「くろちゃん!?そこでしょ!?Aいるんでしょ!?ねぇ!」
突如として聞こえてきた兄の声。
どうやらスピーカーをオンにしたようだ。煩い声が広い部屋に響いている。
96「ここにはおらんけどどうしたーん?」
「ちょっと口喧嘩になっちゃって、Aが急に家出てって…9時に出てったからもう30分以上…。どうしよう!俺死ぬかも…」
96「はー、大変なんやなぁ」
「もー!呑気に答えないでよ!あぁもうこんな事なら1日くらい許しとけばよかったぁぁ…」
96「許すって何?」
まずい、合コンに行きたいって言ったことをバラされてしまう…くろ姉ちゃんには合コン行こうとしてる事言ってないのに…!
「それがね、Aが」
やばいやばい!でもここで声を出したら一貫の終わり……。
「合コンに行きたいって……」
96「……なんやって?」
終わった
fin…
96「…まぁとりあえずわしも探してみるでな、それじゃあ」
くろ姉ちゃんの声のトーンが下がってる…。
私もしかして殺される?
96「ふぅ、詳しく聞こか」
『ぁ……』
それからくろ姉ちゃんにこってり絞られたあと、一緒にお風呂に入った。
ふっかふかのベッドを用意してくれて、部屋の電気を消す前にくろ姉ちゃんがにゅっと出てきて「合コンなんて行ったらあかんで」と恐ろしい表情で言われたので友達には断っておくことにした。
皆過保護過ぎないか?おい。
あぁ、なんか今日はまふ様のことを全然考えれなかったなぁ…
私は暗い部屋で、バッグからまふ様のアクキーを取り出した。
『……暗い部屋なのに…眩しい…ッッッ』
なんて独り言を零しながら眠りについた。
・
お久しぶりです……
385人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2022年8月9日 11時) (レス) @page18 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
Hiragi - コメント失礼します おもしろいです!!!!更新頑張ってください!!!! (2021年7月10日 16時) (レス) id: 32bde9dc89 (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - 初コメ失礼します!!とても面白かったです!!お気に入り登録させていただきまーす。これからも更新頑張ってください!!!!!! (2021年5月9日 10時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
VIII(プロフ) - 瑠雨@白音ユキさん» ありがとうございます!!更新頑張ります、!!(p`・ω・´q) (2021年2月11日 12時) (レス) id: 8305358a77 (このIDを非表示/違反報告)
瑠雨@白音ユキ - VIIIさん» かわいい....まふくん.....更新がんば!! (2021年2月6日 12時) (レス) id: f60c66ec0f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:VIII | 作成日時:2020年8月19日 14時