57 寝起き ページ18
「Aー。朝だーよ。」
カーテンを開ける音と一緒に、日光が部屋に差し込んでくる。
A「んんー」
光が顔に当たって眩しいが、目をぎゅっと閉じて意地でも寝続ける。「朝ごはん出来てるぞー」なんて声が聞こえた気がしたけど、そんなことは気にしない。
A「………。」
カカシ「修行やめるかなぁ。」
A「やだ。」
修行という言葉に反応してしまったが、やっぱり睡魔には勝てず、布団に潜り込んだ。
カカシ「じゃあ起きなさいよ。」
A「黙れ。」
残念ながら寝起きが良くなる事は一生ないだろう。
A「先生のバカぁ!カカシ先生嫌い!死ね!ウザイぃ!」
カカシ「コラコラ、そんなに暴れないの。」
先生は、私を抱き上げ強制的にリビングに連れて行こうとする。
寝る子は育つって言うよな?!寝かせろ!こっちはただでさえ背が足りないんだっつーの!
A「降ろせ!降ーろーせ!」
カカシ「ぐをぉっ」
もはや猛獣と化した私のひじを諸にくらった先生はやっとの事で私をソファに降ろしてくれた。
まったく、もー。
カカシ「いい加減起きなさいよ。」
A「んーあと、一万年。」
カカシ「朝飯抜き。」
A「おっはよーございます!」
カカシ先生の口から出た恐ろしいワードに反射的に起きてしまった…
起きちゃったら仕方ない。あらかじめ用意されてある朝食を食べようと、いい匂いのする食卓へ向かう。
『ガンッ』
A「クッ…。」
バチだ。バチが当たったんだ。あんまりにも寝起きが悪いから神様が怒ってるんだ。
あまりの痛みにその場でうずくまる。
カカシ「Aはなにやってんの。」
A「こ、小指死にました。」
くぉの椅子めぇ!!私の可愛い小指ちゃんになにしてくれてんだよ!末世まで呪ってやるっ!
ジンジンする足の指を我慢して、いつもの席に着く。
朝からついてないなぁ。
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ヒメ(プロフ) - お久しぶりです!hime7610こと、ヒメです!あんな駄作小説を…ありがとうございます! (2019年5月18日 21時) (レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
フェイル(プロフ) - hime7610さん» お読み頂きありがとうございます!超嬉しいです。hime7610さんの小説も読ませていただきました!内容がとても面白かったです!お互い頑張りましょう!! (2019年5月10日 20時) (レス) id: a87561a037 (このIDを非表示/違反報告)
hime7610(プロフ) - 面白かったです!私もNARUTOの小説書いてますが、こんなに上手く描けないです、これからも頑張って下さい!! (2019年5月10日 18時) (レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
フェイル(プロフ) - sayuさん» お読み頂きありがとうございます!更新出来てなくて申し訳ないです…。ただ今プチスランプ中でして笑頑張ります!! (2019年4月27日 20時) (レス) id: a87561a037 (このIDを非表示/違反報告)
sayu - 続き気になるんで待ってます! (2019年4月27日 16時) (レス) id: cd8cdd61bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フェイル | 作成日時:2019年3月16日 18時