53 こんなはずじゃ… ページ13
カカシ「んー。じゃ何か術やってみろ。」
A「えー。」
さっき、大丈夫とか言ってたのは誰だったかねー。そんな事言っても仕方ないので渋々印を結ぶ。
A「変化の術っ！！」
そう叫んでギュッと目を閉じる。
ぼんきゅっぼん！
ぼんきゅっぼん！
そう心で願って片目ずつ慎重に目を開けた。
しかし期待していた反応はなく、あったのはジトーっと見つめる先生だった。
A「ぁああぁぁああぁぁぁあ！！」
私の叫び声が静かな部屋に響き渡る。
窓の外ではカラスが負けじと鳴いてくる。
えぇーい！だまれカラス！『アホーアホー』じゃなぁぁい！！
カカシ「そんなに叫ばないの。近所迷惑でしょうよ。」
なぜだ。なぜ出来ない。
みんな当たり前のように出来るのに。簡単な術のはずなのに！ドベ期のナルトでさえも出来るのに！！
本の世界に帰ってしまったカカシ先生を呼び戻す。
A「コツ！コツはなんですか？！」
カカシ「コツねぇ…」
私が尋ねても誰かさんの目線は下のまま。
こっちは真剣に悩んでるのにお気楽だこと。
カカシ「まっ、ようは想像だよ。想像。自分のなりたい物をしっかり頭で思い描くことだな。」
ほう、なるほど………。
って、
教科書まんまじゃないっすか！！！
赤点取ったら、お母さんみたいに注意するクセに、ちゃんと教えてくれないんだよなぁ。
A「ンなこと分かってますよー。もっとなんか無いんですかー？チャクラの『チ』の字も出てきてません けど。」
カカシ「んー。ナイ。」
きっぱり…。
私はもう聞いても無駄だと思って諦めることにした。
先生に聞いた自分がバカでしたー。
私は鏡の前に立ち、もう一度印をむすぶ。イメージイメージ…
A「変化の術っっ！！」
言ったと同時にギュと瞑った目をそぉっと開ける。鏡に映ったのは短い髪に少年体型の少女。
つまりはごく普通の自分。
術に失敗したのとあまり女性らしく無い自分の姿に大きなため息が出た。
こんな…こんなはずじゃ無かったのにっ！！！
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ヒメ(プロフ) - お久しぶりです！hime7610こと、ヒメです！あんな駄作小説を…ありがとうございます！ (2019年5月18日 21時) (
レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
フェイル(プロフ) - hime7610さん» お読み頂きありがとうございます！超嬉しいです。hime7610さんの小説も読ませていただきました！内容がとても面白かったです！お互い頑張りましょう！！ (2019年5月10日 20時) (レス) id: a87561a037 (このIDを非表示/違反報告)
hime7610(プロフ) - 面白かったです！私もNARUTOの小説書いてますが、こんなに上手く描けないです、これからも頑張って下さい！！ (2019年5月10日 18時) (レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
フェイル(プロフ) - sayuさん» お読み頂きありがとうございます！更新出来てなくて申し訳ないです…。ただ今プチスランプ中でして笑頑張ります！！ (2019年4月27日 20時) (レス) id: a87561a037 (このIDを非表示/違反報告)
sayu - 続き気になるんで待ってます！ (2019年4月27日 16時) (レス) id: cd8cdd61bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フェイル | 作成日時：2019年3月16日 18時
