summer2-12 ページ34
「うっわ！自分の所為だとしか思えないよね。きっついなー！」
「店長探して、頭下げたら『貴方の所為じゃない。隣のビルでガス漏れが発生してるらしい。
それで店を閉めてるんだ』って。
理由も聞かずに怒鳴って悪かったって謝られた。」
「へぇ。店長さん、いいヒトじゃん。」
「うん。俺恵まれてるなあって思った。」
翌日にしょーさんから電話が来て、一人で背負わせて申し訳ないって言われたんだけど。
俺、猛烈に反省した。そして、働き方を見直そうと決めたんだ。
「凄いなぁ、ジュンくん。今いくつなの？」
「今、２７。もうすぐ２８になるよ。」
「俺も２８って事は、1コ下だね。考えてる事が大人過ぎて凄いよ。マジで。」
「褒めたって、今日はパンはないよ。」
「えー！残念！・・・ところで、それのどこに”しょーさん”が絡むの？」
「大きく絡むんだよ。それが。
”世界のＳＨＯ”の力を思い知ったよ。本当に。」
契約を交わしてSHOカンパニーの一員になったけど、自分の仕事って何だろう？って考えた。
空気の壁が何とかってしょーさんは言っていたけど、俺にはそれはわからない。
カズさんが弱っていたり困っていたりする時に傍にいるのが、自分が”SHO”と契約した仕事だと思った。
一番簡単なのは、今の仕事を止めてSHO一本に絞る方法だけど、それは絶対にいやだ。
必死に考えて、シフトを変則にしてみたり、自分に都合がいいだけじゃなくてみんなにとっても働きやすい場所になるように工夫したり。
「そうしたらさ。届いたんだよ。スタッフ全員に！」
「あ！超心配性のお守り！」
「うん。それそれ。
そうしたら、なんと新店舗の話が舞い込んできたんだ。
更にね、オーナーが依頼していたインテリアコーディネーターが俺の友人でね。
出された案もすごく良くて採用になって。
俺の友人だって話したら、じゃあリーダーをやったらいいよって推薦してくれたの。
まさにトントン拍子。
おかしくない？凄すぎない？
こんなに都合よく全部が回るなんてさ。」
「いや、それ凄いよ。凄すぎるよ。」
「本当にポカーンってなった。これがＳＨＯの力で、しょーさんの力なんだと思ったら、
心臓がきゅーっとなった。」
これがＳＨＯのパワー。
世界中のトップが欲している力。
こんな、世界が認める人と関わりを持っているんだと、
今更だけど俺は怖さを感じたんだ。
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ねこにゃん(プロフ) - orangeさん» ご挨拶いただきありがとうございますm(_ _)mなんだかんだでずるずる長くなってしまってます。どうぞ最後までお付き合いくださいね♪ (2019年9月5日 0時) (
レス) id: 4b03694919 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - 後れ馳せながら独立シリーズ？化おめでとうございます(*^^*)なんだかんだ大切にされる愛されカズちゃんのお仕事や能力や過去とか気になってしまいますねo(*ﾟ∀ﾟ*)o (2019年9月4日 22時) (レス) id: ec0a1d16c2 (このIDを非表示/違反報告)
ねこにゃん(プロフ) - orangeさん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しくてたまりません。まだまだ暑さは続くようですので、orange さんもどうぞご自愛くださいね。コメントありがとうございましたm(_ _)m (2019年8月14日 0時) (レス) id: 4b03694919 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - こんにちは暑い中更新ありがとうございます！(^^)summerとても面白くて引き込まれてしまいます(*^^*) (2019年8月13日 21時) (レス) id: ec0a1d16c2 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ちずるさん» 毎日暑いですね〜。ちずるさんも暑さには気をつけてくださいね。若い二人。書いていてとても楽しかったです。コメントありがとうございました♪ (2019年8月2日 8時) (レス) id: d02d1a736e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちえさん＆ねこにゃん | 作成日時：2019年7月9日 15時
