summer-20 ページ21
aiba:
「あ、あの。カズさんは大丈夫なんですか？」
「ああ、大丈夫だよ。心配させてごめんね。」
「なんだか、とても具合悪そうで・・・」
「うん・・・思っていたよりもダメージが大きかったかな。」
俺が翔さんと話してる間にも、ジュンくんはアイスノンをタオルにくるんでカズさんの頭の下にいれてあげていた。
ベッド下にいくつも転がっている保冷剤は、体のあちこちに置いてあった物らしい。
温くなって外したんだろう。熱が高いんだろうな。
「ところでさ、相 葉くんは随分と面白い経験をしてるってJunが言ってた。
良かったら、話を聞かせてもらえるかな？」
「はい。それはもちろん！なんですけど・・・」
「どうしたの？」
「いや、その、腹、減っちゃって・・・」
俺はタイミングよく泣き出した腹の虫を押さえて頭を掻いた。
しょーさんは、ぶはははと豪快に笑いだし、
ジュンくんはサッと立ち上がった。
「冷凍してるのがあるからちょっと待ってて」
暫くすると、温かいパンとジャムにカップスープまで添えて出してくれた。
「いや。話を聞く前から凄すぎるね。」
「でしょう？相葉さんミラクルなんですよ。」
二人が笑い転げるのに赤くなりながら、ありがたくトーストをいただいた。
ほっかほかのトーストはいつも通り、すごく美味しかった！
そして、話はあちこちに飛んだりしたけれど、
これまでの経緯をできるだけ詳細に、包み隠さず話した。
「・・・で、ここに至るって感じです。」
ずっと腕組みをして聞いていた翔さんが唸る。
「間違いない。相 葉くんもかなりレアだよ。
まず、こういう得体のしれないものに憑かれると、体調を崩したり気分が悪くなったりするでしょ？」
「はい。朝は壮絶に嫌な気分でした。」
「そう。たった30分くらいでも嫌になるくらいに体力を持っていかれる。
同僚の方は我慢できずにあっという間に帰ってしまわれたしね。
それが相葉くんの場合は、最初は小物だったとはいえ数か月に渡ってついていたし、
おまけにそれが繰り返し起こっているんだ。
普通なら気力も体力も続かないよ。ああ・・・」
しょーさんはちらりとカズさんを見て、ため息をついた。
”ナルホド。コレガワケネ”って呟いてたけど、どういう意味だろ？
「えと・・・」
「あ、ごめんごめん。
カズだって相葉くんの前では見せてないだろうけど、施術のあとは大抵ひっくり返ってるよ。俺も同じ。」
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ねこにゃん(プロフ) - orangeさん» ご挨拶いただきありがとうございますm(_ _)mなんだかんだでずるずる長くなってしまってます。どうぞ最後までお付き合いくださいね♪ (2019年9月5日 0時) (
レス) id: 4b03694919 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - 後れ馳せながら独立シリーズ？化おめでとうございます(*^^*)なんだかんだ大切にされる愛されカズちゃんのお仕事や能力や過去とか気になってしまいますねo(*ﾟ∀ﾟ*)o (2019年9月4日 22時) (レス) id: ec0a1d16c2 (このIDを非表示/違反報告)
ねこにゃん(プロフ) - orangeさん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しくてたまりません。まだまだ暑さは続くようですので、orange さんもどうぞご自愛くださいね。コメントありがとうございましたm(_ _)m (2019年8月14日 0時) (レス) id: 4b03694919 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - こんにちは暑い中更新ありがとうございます！(^^)summerとても面白くて引き込まれてしまいます(*^^*) (2019年8月13日 21時) (レス) id: ec0a1d16c2 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ちずるさん» 毎日暑いですね〜。ちずるさんも暑さには気をつけてくださいね。若い二人。書いていてとても楽しかったです。コメントありがとうございました♪ (2019年8月2日 8時) (レス) id: d02d1a736e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちえさん＆ねこにゃん | 作成日時：2019年7月9日 15時
