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第75夜 ページ35

すっと握手をしようと伸ばすジュダルを見て、私の直感が告げる

こいつ、アラジンのこと絶対殴る!




そう思ったら、思わず飛び出てジュダルの手を掴んでいた



ジュダルが私のことを覚えている可能性は低い。

関わりあいたくないと思ってたのに…




自分のこの考えなしの動きが少しいやになりつつも、
アラジンを守れてよかったと思い、目の前のジュダルを見た



ジュダルは目を見開き、私を見て口を開いた




「あ……A…?」






「!!」



私は驚き、嬉しくて思わずへらっと笑った








「おまっ……え?まじで?。」




困惑気味のジュダルに、声をかける



「おひさぁ〜。ジュダル」




ジュダルは目を見開いたまま、無言で右手をだした


「?」

私が不思議に思っていると、




パァンッ




私の頬を平手打ちしやがった







「…は?」




反射的に私は怒りに任せて、ジュダルの顎を片手で掴み、
そのままジュダルを持ちあげる



「痛え痛えっ!」



声を無視して、私は笑顔でジュダルを見つめた


「ねぇ、ジュダル…。あんた、私がずぅうっと言い続けたことまだ出来てないわけ?
意味もなく、暴力を振るわない。こんな簡単なことがなんでできないのかなぁ?」


ギリギリと彼のほっぺの肉がめり込んで行くなか、ジュダルは何故か嬉しそうにしている




え?こいつマゾだっけ…?
いつもならここで、攻撃してくるんだけど…




戸惑って、手を離すと、ジュダルはパッとこっちを見た







「本物だっ……」


そう言ったジュダルは私に抱きついてくる



「A〜〜〜!!!」




「うおっ…」




勢いの良さに危うく倒れそうになるが、頑張って大きな体を受け止める




こいつ…なんやかんや言いながら、私のこと好きだからなぁ…
かわいい奴め





なんて思って私は彼の頭を撫でた

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パンの耳(プロフ) - 小冬さん» ありがとうございます!頑張ってかわいく書いてたので、そう言って貰えて嬉しいです笑頑張っていきますね!! (2019年8月5日 19時) (レス) id: 348921769e (このIDを非表示/違反報告)
パンの耳(プロフ) - Nてゃんさん» ありがとうございます!楽しんで頂けて何よりです!!続きをはやく書けるように頑張ります!! (2019年8月5日 19時) (レス) id: 348921769e (このIDを非表示/違反報告)
小冬 - 面白くて、一気に読んでしまいました!!アジーズちゃん可愛い、面白い!!これからも頑張ってください! (2019年7月23日 16時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
Nてゃん(プロフ) - 一気に全部読んでしまいましたアラジンの話を探してたのですがこのお話読んで良かったですぜひ続きをよろしくお願いします!楽しみにしてますね応援してます!! (2019年6月19日 13時) (レス) id: 6afec1b512 (このIDを非表示/違反報告)
パンの耳(プロフ) - 田んぼさん» ありがとうございます!遅いですが頑張っていきます(*´∀`)♪ (2019年4月21日 22時) (レス) id: 2f7c56e7b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パンの耳 | 作成日時:2019年1月17日 6時

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