第69夜 ページ28
今後のことを考えながら、私はホテルに帰る
正直なところ、私はそんなに落ちこんでいない
半年もあれば、気が変わったり価値観が変わったりするのは必然的なものだと思っているからだ
まぁ、残念には思っているけれど…
今更、何をしようと仕方がないじゃないか。
一種の諦めの様なアリババにに対するモヤモヤを抱えながらも、
私はドアを開けて、いつもより明るく声を出した
「たっだいまぁ〜〜!」
そう言ってから部屋の中の光景を見て、私は混乱する
えーっと、……ドユコト?
私が開けた部屋の中には、
冷ややかな目で突っ立っているモルジアナ
驚き、目を見開くアラジン
そしてその目線の先に_______
壁に背中をつけ、投げられた様な姿勢で、へらりと笑ったアリババだった
「よ…よぉ……夜中に悪りぃな…アラジン、A…」
私達はアリババの挨拶の後、少しの距離を置きながらも
円になって座った
モルジアナだけは、ドアの前でアリババを監視する様に立っているのだけど…
シーン
き…気まずい…
なんとも言えない雰囲気の中、
アリババがアラジンに話しかけた
気を遣ってるのも丸わかり…
まるで人付き合いの苦手な人が、思春期真っ盛りの親戚に気を遣いながらも、
無言にならないように頑張って話しかけている様で、正直見ていられない…
そう思っていると、モルジアナが死んだ目をしながら言った
「本題に入ってください」
モルジアナはアリババに思うものがあるようで、
少しイラつきながら、アリババに今のこの国の現状をまくし立てる
最後にモルジアナは怒りつつも泣きそうになりながら、叫んだ
「こんな!!他人のことを考えない人だとは思いませんでした!」
その数々の言葉に、アリババはイラつき、無言で下を向く
モルジアナもブスッとしながらそっぽを向いた
そんな中、私は口を開く
「2人とも落ち着いてよ〜。」
2人の顔は変わっていないが、私が声をかけたことで多少冷静にはなった様だ
「あ、そうだ!私、市場で色々と買ってきたんだぁ
4人で一緒に食べようよ!」
お腹すいたでしょ〜?と言って美味しそうなごはんを袋から出していると、
アラジンがまだムスッとしている2人に声をかけた
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パンの耳(プロフ) - 小冬さん» ありがとうございます!頑張ってかわいく書いてたので、そう言って貰えて嬉しいです笑頑張っていきますね!! (2019年8月5日 19時) (レス) id: 348921769e (このIDを非表示/違反報告)
パンの耳(プロフ) - Nてゃんさん» ありがとうございます!楽しんで頂けて何よりです!!続きをはやく書けるように頑張ります!! (2019年8月5日 19時) (レス) id: 348921769e (このIDを非表示/違反報告)
小冬 - 面白くて、一気に読んでしまいました!!アジーズちゃん可愛い、面白い!!これからも頑張ってください! (2019年7月23日 16時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
Nてゃん(プロフ) - 一気に全部読んでしまいましたアラジンの話を探してたのですがこのお話読んで良かったですぜひ続きをよろしくお願いします!楽しみにしてますね応援してます!! (2019年6月19日 13時) (レス) id: 6afec1b512 (このIDを非表示/違反報告)
パンの耳(プロフ) - 田んぼさん» ありがとうございます!遅いですが頑張っていきます(*´∀`)♪ (2019年4月21日 22時) (レス) id: 2f7c56e7b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パンの耳 | 作成日時:2019年1月17日 6時