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第46夜 ページ3

ゴウンゴウン...


ゴウン...



ゴウン...




真っ暗だ...

あれ、私一人...?



「お!!Aもいたのか!」



「あ!」


一人じゃなかった。

アリババもアラジンも一緒か


「帰りは3人だったね」


アラジンが笑顔でいう

そして、3人でゆっくりと外を眺めた



すると、アリババが伸びをしながら言った

「なんかもう眠くねーし...話をしようぜ」


「そうしよう!」

「いいねぇ...」


アラジンも私も同意した







「にしてもいや〜」


「危なかったな!今回の冒険は...俺は7度程『死んだ!』って思ったね。」


アリババは指であれこれ思い出しながら、数えている

「楽しかったねぇ〜」


大変なこと、沢山あったけど...


「僕は、大っきなアリさんにムシャムシャ食べられや時かな〜」

アラジンもだいぶくつろぎモードで、言った


「あ〜...アリはお前...やばかったな〜」

「んね。あの時は、ほんとびっくりしたよ」





「でも、卵はキレイだったな!」


アリババは笑顔で言った


「光る苔も!」

アラジンがそういうと、アリババは少し落ち込み出した



「持ってきて売れば金になったのになぁ...全く惜しいことをしたよ...」



こんなに周りにお宝があるのにそれ言う?


「アリババくんは、どうしてそんなにお金を集めているんだい?」


アラジンが不思議そうにしている



「え?どうしてってそりゃあ...

まあ、色々あるんだけどよ。とにかく俺には金が必要なんだ。
まずは、この金を元手に商売を始めるゼ。やっぱ自分の身ひとつで成り上がるには商売が一番だからなァ。」




ふーん。そうなんだ


アリババは楽しそうに、話し出す






「ずっと南の果てによー、『シンドリア』って国がある。」








え?


私はアリババを見た






「かのシンドバッドが築いた夢と享楽の都だぜ!!」





アリババが嘘をついているようには見えなくて__



ぽろっ...



私の瞳から、涙が零れた





「そこで俺は商売をし__ってA!!?

どうしたいきなり!」




「ほんと?」




「え?」

私の声にアリババは戸惑いながら聞き返した


「それ、夢じゃない?ホントの話?」


私の切実さに驚きながらも、アリババは答えてくれる

「あ、あぁ。ほんとだぜ。」





「っ____!!」


私は涙を目に溜めながら、感極まって、アリババに抱きつく


「うおっ!?」




私はしばらくの間、そのままアリババを抱きしめた

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パンの耳(プロフ) - 小冬さん» ありがとうございます!頑張ってかわいく書いてたので、そう言って貰えて嬉しいです笑頑張っていきますね!! (2019年8月5日 19時) (レス) id: 348921769e (このIDを非表示/違反報告)
パンの耳(プロフ) - Nてゃんさん» ありがとうございます!楽しんで頂けて何よりです!!続きをはやく書けるように頑張ります!! (2019年8月5日 19時) (レス) id: 348921769e (このIDを非表示/違反報告)
小冬 - 面白くて、一気に読んでしまいました!!アジーズちゃん可愛い、面白い!!これからも頑張ってください! (2019年7月23日 16時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
Nてゃん(プロフ) - 一気に全部読んでしまいましたアラジンの話を探してたのですがこのお話読んで良かったですぜひ続きをよろしくお願いします!楽しみにしてますね応援してます!! (2019年6月19日 13時) (レス) id: 6afec1b512 (このIDを非表示/違反報告)
パンの耳(プロフ) - 田んぼさん» ありがとうございます!遅いですが頑張っていきます(*´∀`)♪ (2019年4月21日 22時) (レス) id: 2f7c56e7b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パンの耳 | 作成日時:2019年1月17日 6時

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