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−You Side−
すると、その期待に応えてくれるように「司にお任せ下さい！」とキリッとした表情で私の手から携帯を受け取った彼。
より一層、期待が高まる。
「……瀬名先輩！ Knightsの、朱桜司です！
黙って聞いていれば、先程の言葉は聞き捨てなりませんよ！
勿論、最も叱りを受けるべき立場にいるのは、正真正銘凛月先輩ですが……
怒るのならば、神楽先輩ではなく私にしてください！」
『おお……』
精々、ボリュームを下げろと指摘する程度だと思っていたけれど。
予想の斜め上を行く発言で、思わず感嘆の声を漏らしてしまった。
＿＿＿＿
《あぁもう……っ実際、Aは何の関係もないしねぇ？
……勢いに任せて、八つ当たりした。ごめん》
言うことは言い終わったのか、朱桜くんと電話を代わる。
すると、一言目で思わず拍子抜けしてしまった。
困惑したまま朱桜くんへ目を合わせると、その途端ゆるりと微笑む彼。
【後輩】の力って……いや、【朱桜司】くん自身がすごいのかもしれない。
《それで、その代わりに頼みたいことがあるんだけど》
そのまま呆気にとられていれば、いつもの瀬名くんに戻ったらしい。
何の代わりか知らないけど、嫌な予感がした。
《丁度いいし、Knightsのプロデュースもして》
……ほらぁ、やっぱり。
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綺月(プロフ) - やっばいですキュンキュンしすぎて死にそうです (2021年10月24日 22時) (
レス) @page44 id: 4b09ec865e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2020年7月26日 15時
