もっと優しくしてください江口さん！

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スタッフ「そこの素敵なカップルのお2人さん！良かったらゲームに挑戦していきませんか？」








歩いていると"カップル"と言われ慌てて否定をした








貴方「いえ！カップルじゃ…」

江口「へ〜！どんなゲームですか？」







私の言葉を遮るようにスタッフさんに食いついてゲームの説明を聞きに行く江口さん




スタッフ「数字が書かれたボードにボールを投げて当たった数字がポイントになります！ポイントが高ければ高いほど素敵な景品が送られます！」




江口「なるほど、やってみます」



どうやら挑戦するらしい
スタッフさんに案内されてボードの前に立った江口さんは軽くボールを投げた
当たった数字は




スタッフ「8点！高得点ですね！こちらから景品を選んでください！」



貴方「すごい！」



思わず拍手を送ると嬉しそうに笑っていた




江口「Aちゃんが好きな物選びなよ」




貴方「え、でもせっかく江口さんが当てたのに」




江口「いいから、ほら」




江口さんに言われて有難く多くの景品の中から1つ選んだ
選んだのはバレッタ
デザインが好みだったからそれを手に取った



貴方「ありがとうございます！」




喜んで笑ってお礼を言うと「貸して」と言われ手に取ったバレッタを江口さんに渡した



バレッタを受け取ると私の頭にそれを付けてくれた




江口「似合ってるよ」



貴方「あ、ありがとうございます…っ」




江口さんの一つ一つの行動にドキドキして仕方がない






江口「あ、観覧車あったよ。乗りたいって言ってたよね」



言いましたね。
"彼氏"と乗りたいってね




江口「行こっか」



江口さんは私の手を掴んで乗り場まで私を引っ張った
手を繋いでいる事にドキドキしている私なんかに気づかず受付の人に「2人分お願いします」と声をかけていた









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