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「やばい、予想以上に遅くなった」
お店の片付けをしていたら帰宅が遅くなってしまった。
夕方には帰るつもりだったのにもう8時。
「夜に訪ねちゃまずいかな…」
いつぞや、壮馬さんに借りた本を片手に玄関で踏みとどまる。
いや、でも風邪で看病しに行った時はそのまま一夜を過ごしたし…
ってそれは少し語弊があるけど
「まぁ、いいか」
いつの間にこんなに親しくなったのだろう
この本を借りた時にはまだ名前で呼ぶなんて
考えてもなかったのに
壮馬さんって彼女とかいるのかな
でも意図してないとはいえ私を泊めるくらいだから彼女なんていなさそうだ
あんなにイケメンで優しいのに
彼は業界の人、周りにも可愛い人なんて沢山いるだろうに
もしかして人に興味がないとか
人と付き合いたいとかっていう感情ないのかな
「て、関係ないか」
壮馬さんに彼女がいようと私はただのお隣。
〜
ピンホーンと
もうすっかり押しなれたお隣のインターホン
ガチャリと扉が開いた
「あ、壮馬さん…遅くなってすみま、せ、ん…
え?」
?「え?え!?」
扉から覗いた顔は
壮馬さんでは、なくて
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おもち - ピュアッピュア……! (12月21日 12時) (レス) @page34 id: 95fb7582ab (このIDを非表示/違反報告)
桐。(プロフ) - すずみさん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しい限りです! (2020年1月22日 23時) (レス) id: c2427a531b (このIDを非表示/違反報告)
すずみ - めっちゃキュンキュンしました。謎にもっと、壮馬くんの事が好きになりました。 (2020年1月22日 20時) (レス) id: c911cfbf5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桐。 | 作成日時:2019年8月24日 23時