【マギ ダンウォ】短編詰め【進撃 カゲプロ 終プロ ミカグラ イナイレ】

☆髪　【練 紅覇】 ページ4

「わっ…と」

またつまずいた。これで4回目

重苦しい服装はこれだから嫌いなのだ。…

…そういえば確か今日は祭典だったっけ。

だから私は「きちんと煌帝国の皇女らしく振る舞え」と、正装をさせられていた。

やはり長い着物は私には合わない

そっと抜け出したのも良かったのだがいざバレる事を考えると、この空き部屋からは出られなかった。

「……暇、ですね。」

ぽつりと呟いた。これなら町へ行けば良かったなぁと、後悔。

ｶﾞﾗｯ

扉が空いた。一瞬見つかったかと焦ったがそうでは無いようだった。

紅覇「…あれぇ？Aじゃん…あ。お前も同じなのぉ？」

そういうとスッと私の横に座った。

紅覇「僕、ああいうの嫌いなんだよねぇ」

「私もです、本当疲れますし。」

紅覇様は「ねぇー」と生返事をすると私の方へ手を伸ばし、私の髪を掬った。

「え…？」

紅覇「お前の髪はいつ見ても綺麗だよね…本当羨ましいよぉ…」

恍惚とした笑みで彼は言う。

この人は確か美容に関しては煩いと聞いたのだけれど、まさか私の髪が綺麗だなんて。

「…ありがとうございます。紅覇様に言ってもらえるなんて嬉しいです」

すっと手を離すと今度は自分の髪をいじり始めた。

紅覇「……にしてもすることないじゃん！ねぇ、何か出来ないのぉ？」

本当、凄く自由な人だ。だが私はこの人のそんなところも意外と嫌いじゃなかった。

「へ…？」

そんな特技、私にはないのをこの人は知っているはず。なのに意地悪のつもりなのかな…

紅覇「あ！いいこと思いついたぁ♪ねぇA……









僕と一緒に楽しい事しようよぉ…？((ﾆﾔｯ」

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