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13話 ページ13

『...えぇ、まぁちょっとドジをしまして
ただの私の落ち度なので気にしないで貰えれば』




そう言って、手を振り払って大部屋に向かうと



茅野「Aちゃん!」



『用事が終わったから早めに来れたよ!』



中村「こんな時まで用事だなんて大変だね」



『まぁね、でも慣れたよー
今はトランプで何やってるの?』



どうやらダウトのようなゲームだ...



中村「ダウトだよ一緒やろ」



『うん!』



仕事柄、こう言うゲームは得意だ






『ダウト!』


中村「え?」







『ダウト!』


神崎「え??」







『ダウト!』


不破「えーー」




暫く続けて区切りのいいところで



「「「「いや強すぎ」」」」




不破「どうしてそんなに強いの?」



『人はね、嘘をつく時に普段とは違う行動をとったりするの

目が泳いだり、瞬きが増えたりとか
あとは、腕を組んだり、髪の毛を触ったりとかがある


そんの少しの違いで分かるんだ!』




茅野「すごい!観察眼が必要なんだね!」




『まぁね、知り合いと沢山こういう遊びを沢山してきて鍛えられたからね


それにこれは警察になるために必須なスキルでもあると思うしね』





不破「どうやったら鍛えられるの?」




『えっとね、さっきも言ってたけど観察をするとか
あとは、こういう遊びを沢山するとか!


あ、でも嘘が上手い人はこれは当てられないけどね...』



零とか...




不破「Aは嘘が上手いの?」



『んー?普通くらいじゃないかな
こういう遊びを沢山してきたから、多少は強い自信があるけど』




片岡「そろそろ寝るよ!」



『はーい!私ここー!』



私は怪我をした肩が当たらないような端を陣取った



茅野「じゃあ私Aちゃんの隣ー!」



『やったー!』



私達は寝る時に学生が大好きな恋バナをして

時には先生が見回りに来る時にはねたふりをして



でも気付いた時にはみんな寝てて



『...懐かしいなぁ
こんなこともあったね』




私はみんなが寝た事を確認し
上半身を起こして携帯を手に取って大部屋から静かに出る




そのまま宿の屋根に登る



携帯はプライベート用
任務用に2台



そして...もう使わない携帯がある




先程手に取った携帯は使わない携帯で


慣れた手つきでメールを開く



もう誰にも送れない、送っても返ってこない人達の名前ばかりが示されている

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作者名:イアデビル | 作成日時:2022年5月3日 1時

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