Extraordinary 16 ページ17
.
『失礼しまーす…』
学科が多いにしろ広すぎる校舎を歩き回ってようやく職員室に着いた。結構疲れるな?!こんなに広くなくていいだろ!!
椚「桜庭Aさんですね」
昨日渡された資料の中に「当日はまず職員室に来てください。椚」と書かれたメモが挟まっていたので、とりあえず手紙の主を探そうとキョロキョロしていると1人の先生に名前を呼ばれた。
『はい、桜庭Aです。…もしやあのメモを下さったのは…?』
椚「ええ、私です。とりあえず細かい説明をしたいのですが…おっと、あまり時間が無いですね。」
歩きながらで申し訳ないですが、と言われて訳が分からんまま職員室を出ることになった。ようこそ!!みたいなのないんだな。ちょっと期待してたんだが…。
椚「プロデュース科のことはおそらく資料に目を通されていると思うのでまずはクラスの話を。桜庭さんには本日から3のBに入ってもらいます。」
『3の…B。』
椚「3のBは少し問d……個性が豊かすぎるクラスでして。」
歩きながら私が所属するらしいクラスの話を聞く。おいまて先生、今問題って言いかけただろ?!そんなクラスに配属されるのか私。いや、面白そうでいいんだがな。
あれこれ先生から簡潔かつわかりやすい説明を受けているうちに、ようやく「3のB」と書かれた扉の前に着いた。
椚「では入りますよ。私の後に続いてください。みなさん、席に着いてください。」
うお〜っなんか緊張してきた!!!あのあれみたいだな!!あの!!転校生紹介するぞ〜みたいなやつ!!
軽くなった足を前に運び、教室の中へ1歩踏み出す。ああっ、始まる……私の楽しい夢ノ咲ライフが!!!!
…………ん?
いやいや、
空席ありすぎだろ?!
え、何今風邪流行ってましたっけ?!ないよな??インフルの時期でもあるまいし。皆欠席?あれか、サボりか?問題児多いって先生さっき言ってたし。
教壇に立って席を見渡した瞬間、ワクワクが一気に消え失せ、代わりに疑問がむくむくと湧き上がってきた。
椚「今日からこのクラスにプロデュース科として編入する生徒を紹介します。」
あっ、先生もノータッチなのか。あれか、サボり魔常習犯なのか?問題児ってもしかしてヤ〇キー系の方々?!いやどんなクラスだよ私のクラス……
椚「桜庭さん?」
『うえっ?!あ、はい!!桜庭!桜庭Aです以後お見知り置きを!!』
変なことを考えたせいで変な自己紹介になってしまったが、拍手が貰えただけマシとしよう。
Extraordinary 17→←Extraordinary 15
112人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まじっく(プロフ) - 星宙*°さん» お読みいただき本当にありがとうございます!!嬉しいお言葉...そう言って頂けるだけでとても心の支えになります!頑張ります!! (2021年1月6日 10時) (レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
星宙*°(プロフ) - とっても好きです…!夢主ちゃんの話し方だったりも私の好きな感じで読んででとても面白いです!更新頑張ってください!応援しています! (2021年1月6日 0時) (レス) id: 023b61331c (このIDを非表示/違反報告)
まじっく(プロフ) - 凛々さん» わ〜!ありがとうございます!!今日から復活致します!!! (2020年2月25日 21時) (レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - いつまでも更新待ってますよ(・ω・`*) (2020年1月10日 19時) (レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まじっく | 作成日時:2019年7月20日 16時