Extraordinary 14 ページ15
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父「………」
母「………」
『…………』
………まて、なんだこの重たい空気は。いつも通りの夕食を終えた後、父さんは無言でお茶を何度も啜り、母さんは微笑んだまま父さんの隣に座っている。
私が何か言うまで誰も一言も喋らないやつか?!いやでも天祥院が話を通しておいたって言ってたし一応知ってるんだよな?!父さんはともかく母さん、何か言ってくれよ。
『……え、えぇっと……恐らくご存知だと思いますが、私明日から夢ノ咲学院に通うことになりまして……』
父「…ああ。」
…………え？あれ、もっと反対されるものだと思ってたんだが………?!
早くも会話と言えるのか分からないやり取りが終了。母さんもなんとか言ってくれ！！なんでニコニコしてるのかは分からんけれども！！！
『……え、あの……通学先が変わるんですよ?!』
母「ええ、英智君から話は聞いているわ。」
ね、お父さん？と父さんに同意を求めると、珍しく無言で頷いた。………天祥院すげぇな。
父「……通学先が変わったとしても、桜庭家の人間として恥ずかしくない振る舞いをするように。」
結局父さんが口を開いたのは私が部屋に戻る前のこの言葉を含めた二言だけだった。
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部屋に戻ると、夢ノ咲の制服や教科書、カバンなど一式が届いていた。早いな。
とりあえず同封されていた書類に軽く目を通し、明日の準備を済ませる。東雲の友達に何の連絡も無しに夢ノ咲に編入するのはなんだか変な気持ちだったので後日直接会って話すことにした。
それにしても天祥院英智。あの父さんを丸め込むなんて何を言ったんだ……？私が説明する手間が省けて助かったんだがな。
まあ今は特に深く考えなくてもいいだろう。それよりも、月永少年を学院に連れ戻すという任務の方が大事だ。
連れ戻すっていっても、彼が何故休学しているのかが分からない限り作戦の立てようがないんだが………本人に聞くのもなぁ………
………あ、瀬名に聞けばいいのか。あとKnights、そして月永少年と親交の深い奴。冴えてるぞ今日の私！！！
とりあえず、聞き込みをしない限り解決の糸口が見えなさそうな問題を頭の片隅に追いやり、今日の疲れを取り、明日に備えるために風呂に入って寝ることにした。
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まじっく(プロフ) - 星宙*°さん» お読みいただき本当にありがとうございます！！嬉しいお言葉...そう言って頂けるだけでとても心の支えになります！頑張ります！！ (2021年1月6日 10時) (
レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
星宙*°(プロフ) - とっても好きです…！夢主ちゃんの話し方だったりも私の好きな感じで読んででとても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2021年1月6日 0時) (レス) id: 023b61331c (このIDを非表示/違反報告)
まじっく(プロフ) - 凛々さん» わ〜！ありがとうございます！！今日から復活致します！！！ (2020年2月25日 21時) (レス) id: 46dd36dd9b (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - いつまでも更新待ってますよ(･ω･｀*) (2020年1月10日 19時) (レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まじっく | 作成日時：2019年7月20日 16時
