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一試合 ページ3

*





「君、何歳なん?」


今日声をかけた赤髪の男の人。


お風呂から上がってきて火照っている頬をタオルで拭きながら問いかけてくる。



「23、です。」


20超えて何やってんだ。言葉にすればするほど、心に重くのしかかる。



「へぇ、年下なんや!」

流暢な関西弁で、整った顔を近付けてくる彼。
今思えば、何故こんな人が私の誘いを受けたのか。

このぐらいのレベルなら相手なんていくらでもいるだろうに。




「お風呂入っておいで」

そういってベットに飛び込む彼。


飛び込んだベットに、ふわふわや〜などと呟き堪能している様子。



何なんだこの人。初めてのタイプだ。




不思議に思ったが、待たせる訳にはいかないのでさっさと体を流す。



この流れの作業を何度やったことか。
素早くバスローブに着替え、風呂場をあとにする。




「えっと、…あがりました。」



名前を呼ぼうと思ったが、まず自己紹介すらしていないことに気付き、あがりました。と声をかける。









返事がない。


まさか、もう出ていかれたか。







ベットまで歩いていくと、膨らむ影が見えた。


布団を少しめくりあげれば寝息をたて瞳を閉じる彼が。




『えぇ…』




思わず困惑の声を漏らしてしまう。


本当この人何なんだ。睡眠するために来たの?






暫くは黙って様子を伺っていたが、全く起きる気配のない彼に溜息をつき隣に横になる。





眼前に迫る、長い睫毛に綺麗な肌。





思わず、その整った唇に指を這わせてしまった。




指先から伝わる肉圧に口角が上がる。
いいな、こういうの。





彼の柔らかな唇に自分の唇を重ねる。






閉じている瞳が私を扇情的に駆り立てる。


何度か触れて離れてを繰り返すと、んん、と眉を寄せる彼。




危な、



そう思い、そっと彼から離れようとした。




が、





大きな手のひらに腕を掴まれ、逆に引き寄せられてしまう。









何が起こったのかわからず、呆然とする私に彼は









「もう、終わり…?」





と囁いた。

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さざんか(プロフ) - 終わり!?!?まだまだこれからですよ作者様……!!!うらたさんも志麻さんも登場してないですし、なによりこんないい所で終わるなんて生殺しじゃないですか!!!!続き待ってますから!!!!!!!!!!!😭😭 (2023年1月21日 0時) (レス) @page11 id: 20c7caba78 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 終わってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2021年9月17日 1時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 瑠珂さん» コメントありがとうございます。瑠珂様のお言葉で創作意欲が上昇致しました!嬉しいコメントありがとうございます!今後ともこの物語をどうぞよろしくお願い致します。 (2020年2月17日 16時) (レス) id: 4992fa2252 (このIDを非表示/違反報告)
瑠珂(プロフ) - 更新ありがとうございます!続き読むのがめっちゃ楽しみです!! (2020年2月17日 14時) (レス) id: da9dad6d7f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ちぃさん» コメントありがとうございます。好きといっていただき嬉しい限りです!このお話を好きになっていただきありがとうございます。これからもよろしくお願い致します! (2019年12月1日 10時) (レス) id: 4992fa2252 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よんり | 作成日時:2019年11月24日 10時

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