声は嘘に食べられて【学生松】

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【夢主side】

家のドアの前に立ち、
黄色い鈴のついた鍵を
かばんから取り出し、鍵を開けた

当然ながら、
両親はいない
仕事の都合で。

そんな事よりも、
今日もきちんと家に帰れたことに
少々喜びを感じていた

制服から私服に着替え、
夕食の用意をする

最初の頃と比べたら、
随分と慣れた手つきで包丁を扱う

するとテーブルに出しっ放しにしていた
スマホから着信音がなる

急いで手に取り、
内容を確認すると、
どうやらラインが届いたみたいだ。

宛先は…松野たちだ

頭の中が、
今日も堂々と嘘をついたことが
線密に繊細に思い出させる

罪を償えとても言うように。

えーっと…

《トド松:やっほ♪今日、元気なかったけど大丈夫？
何かあったら言ってね》

あ………

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