声は嘘に食べられて【学生松】

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【夢主side】

《現在》

確か、そのあと部活を辞めちゃったんだっけ

で、怖くなったんだ
彼女達のことが。

だから、なるべくおそ松達と喋らないように、
出会わないようにするために
色々嘘をついたんだ

朝だって早く家を出るのも、
『朝練がある』って嘘をついて
学校へ向かう時間をずらず為

部活を辞めたのにもかかわらず、
毎日朝練があった時間に家を出るのは
その為だ

でも、いずれかは、
喋らなくっても、会わなくっても、
何もしていなくっても、
暴言や暴力は当たり前になった

気づかないうちに、
私は彼女の罠にはまっていたんだ

ストレスを発散する為の
“物”になっていたんだ

気付いた時には、
もう遅すぎたんだ

誰にも“助けて”と救いを求める
タイミングを逃してしまって、
嘘をついて嘘を重ねて、
何事も無かったかのように振る舞い、
今に至る

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