ホークアイズの記録者は依頼でヨコハマに行ったら勧誘された

15話 ページ17

その頃の武装探偵社では。

敦「今日もAちゃんがいない,,,,」

国木田「サボりか,,,,？」

太宰「Aちゃんを今度心中に誘ってみよう！」

敦「止めてください！！」

賢治「さっきAさんから『家庭の事情でお休みしま〜す！』って連絡ありましたよ？」

探偵社の最年少『宮沢賢治』の言葉でより騒がしくなった。

国木田「,,,,」

ある者はそれを知らされておらず万年筆を落とす。

太宰「よし、今のうちにサボろう！」

またある者は隙を見張らって仕事をサボろうとする。

敦「太宰さん！仕事してください！」

そしてまたある者はサボり魔を止めようとする。

カオス。

福沢「新しい依頼だ」

事務所に鶴のひと声が上がった。

国木田「依頼ですか？」

福沢「そうだ」

社長である『福沢諭吉』はホッチキスで留められた資料を配る。

太宰「死者がよみがえり生者を殺した,,,,？」

国木田「何かの異能力か？」

乱歩「いや違う。この事件に異能者は絡んでいない」

敦「異能力ではない,,,,」

乱歩「でも、この事件。僕達が調査に行く前に多分、解決するよ」

太宰「そうなんですか？」

乱歩「そ。だから行ったとしても観光だけだね」

敦「でも誰が解決するんですか？」

その疑問に頭を悩ませる社員。

乱歩「ネスト」

１人の名探偵はスラスラ話し出す。

太宰「何ですか,,,,それ？」

乱歩「東京の治安を守る為に設立された統一名探偵組織『ネスト』通常１人の名探偵と2人の記録者で構成する『ハウス』を最小捜査単位とする。ネストに所属するハウスは全部で100,,,,そこまでしか僕は知らない」

敦「流石、乱歩さん,,,,」

太宰「通常とは？」

乱歩「なんかひとつだけ記録者が3人のハウスがあるみたい。確か名前は,,,,『ホークアイズ』序列21位,,,,かなり事件を解決しているところだよ」

国木田「21位って,,,,凄いな」

太宰「会ってみたいね〜そのホークアイズの人達に」

敦「ですね」

乱歩「どんな探偵でも世界一の名探偵の僕に勝てるはずがない！」

名探偵『江戸川乱歩』はフフンと自慢気に鼻を鳴らした。


彼らは知らない。

もうすでにホークアイズの4人のうち3人に出会っていることに,,,,。

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