【文スト×暗殺教室】転校生はマフィアの潜入捜査官でした。

顔面偏差値ならぶっちぎり１位 ページ13

先ず、E組についての新発見其の壱。


タコの授業は案外判り易い。


何せ九九もろくに覚えられない私が、関数の法則をきちんと理解出来た位だ。


『すげえな、“殺せんせー”・・・』


「褒めて頂き光栄ですねえ、ヌルフフフ」


何時の間にか背後に来ていた先生が変な笑い方をする。


私は思わず、身体に染み着いた一連の流れで対先生ナイフを殺せんせーに向ける。




「おやおや、駄目ですよ風間さん。そんな物騒なものを先生に向けては」




殺せんせーの余裕綽々な言葉に手元を見ると、触手で拘束された手首が在った。



『うげえ、気持ち悪い、触るな粘液付く！』


「酷いです風間さん！先生、こう見えて清潔なんですよ！」


此れが、E組についての新発見其の弍。


「此奴を殺すのは物凄く難しい」


本業の私を持ってしても、だ。


「しかし風間さん、今の動きはよかったですよ。このクラスでも優秀なナイフ使いになれる事でしょう」


標的に誉められるとか初体験なんだが・・・←


『ありがと先生。あと、出来れば名前で呼んで呉れると嬉しいかな、名字で呼ばれ馴れてなくって』


拘束から抜けつつナイフを懐に仕舞うと、先生は「分かりました」と頷いた。


・・・で、あとは、新発見其の参だけど・・・


「ねえ、Aちゃん、よければ一緒にお弁当食べない?」


小柄で緑髪のツインテールの可愛い女の子が私に向かって笑いかける。


『よっ、喜んで！』


やった初めて真面な友達が出来る←


「男子も一緒だけどいいかな?」


そう云って女の子が指し示した机には、小動物系の男の子やスポーツマン風の男の子がわいわいと話して居た。


勿論皆イケメンだ。


そう、E組についての新発見其の参、「此のクラスは異常に顔面偏差値が高い」


頭の良さは底辺かもしれないが、少なくとも顔面偏差値は学校一高いクラスだと思う。


前クラスのD組とか非道い有り様だったし。



「茅野、こっちこっち！」


「分かった、今行くー！」


可愛い系の男の子に答えた女の子・・・「茅野ちゃん」?は、「ね、一緒に食べよ?」と首を傾げた。


嗚呼、天使・・・←


『ん！ゴーゴー！』


やっと学校生活が楽しく成って来たぜ！

幹部=お兄ちゃん(爆)→←フラグ回収の嵐((

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