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翼編 ページ6

『好き』
たった2文字が言えない。
こんなの俺らしくない。

なんなら向こうから言ってくれればいいのに。

はぁ、自分勝手は良くないのに。








ある日の放課後、珍しくアーヤが話しかけてきた。

「今、空いてる?」

普段は嫌がっているのに。
どうしたんだろ?

「うん。空いてるよ。今日は午後練無いし。」

アーヤはニッコリ笑って

「じゃ、ちょっと」

俺の腕を掴んで行こうとする。

すると俺がアーヤのことが好きだと知っている連中が冷やかしてくる。

くそっ!冷やかし隊め!
雰囲気壊すな!



アーヤが連れてきた場所は体育館裏だった。

「あ、あのさ、私、翼のことが好き。
翼は恋とかどうでもいいかもしれないけど
どうしても伝えたかった。」

ヤバイ…嬉しすぎて声がでない。

「それでさこれからは心の友じゃなくて
カレカノっていう関係にしてほしい。
ダメかな?」

き、キタ!
神様ありがと!!

ていうか上目ずかいはマジで反則だから!

「俺も。ずっと好きだった。
でも言えなくて、アーヤから言ってほしいと思ってた。本当にありがとう。」
「じゃあ、これからもよろしくね!」

そう言ってお辞儀をしてくる。

恥ずかしくなって横を向くと冷やかし隊がキス顔をしていた。

キスか…。

俺は覚悟を決めてアーヤを抱き締めてからキスをした。

二人とも顔が熱くなっていた。

なんだか申し訳なくなった。

「ご、こめんね!」
「え?何が?」
「そ、そのキスしたから。」

予想外の答えが出た。
「全然!嬉しかったよ!」







俺らはこれからもうまくいっている。
あの冷やかし隊のおかげで。

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パッコーン(プロフ) - りぃあ♪#さん» ありがと!恋愛は自分がどうなってほしいかの妄想から来てるw (2019年10月22日 20時) (レス) id: 8c08d74984 (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - 面白かった!どうやったら恋愛書けるのか教えて欲しい…← (2019年10月22日 20時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パッコーン | 作成日時:2019年8月21日 8時

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