99話 ページ5
やっぱりか…
『ボーダー…あの界境防衛機関という…目的は』
「奴らの技術テクノロジーとその戦略を手に入れる。それらがあればこの世を全て手にする事も可能になる」
『その為に潜入を』
「そうだ。潜入終了時は何かしら騒ぎを起こしてもらう。その内容だが騒ぎを起こすならド派手に行こうと思っている例えば…戦闘員で1番強い奴を“殺す”とかな｡お前1人でも可能だろう。だが、それはそれで勿体無いな…これから私の大切な戦略になるのだからな」
勿体無い…殺す…こんな奴がみんなを…私の中には沸々と怒りが込み上げてくる。「この世を手にしたい」そんな事の為に城戸さんや忍田さん達が築いてきたボーダーを使うなんて…絶対…
『……させない』
「今なんて言った」
『させないと…そう言ったのです。この意味ぐらいはお分かりですよね』
「貴様…何を言い出す。依頼主であるこの私に歯向かうのか？」
『依頼主？馬鹿言わないでください今回私がここに来たのは私の大切な人達にちょっかいを出させないようにする為ですよ』
「大切な奴らだと？……！貴様まさか」
『お察しの通り私はボーダーの人間です』
「貴様が…貴様のようなものがか？ハッハハ…笑わせるな！」
『冗談と思っているのですか？ですが私は一度いや、何回かお会いしていますよ。会食の時などで』
「会食だと⁉…！あの時の小娘か！」
『そうですよ。まさか本当に気付いていないとは滑稽ですね』
ここまで来たら口調戻してもいいか、こんな奴に気遣うのも疲れる…でも、あともう少しかな
「何故貴様が私の計画のことを⁉あれは私とここにいる者しか知らんはずだ！」
『私が何者かもう忘れたんですか？こんな事簡単に調べがつきますよ。それに…貴方にはよくお世話になったのでなんとなく予想はつきますよ。外道さん』
「((くっ…！…貴様こそここで正体をバラしてよかったのか？貴様の事を表に出せばボーダーは信頼を無くすぞ！！」
『((クッス…フフ』
「何がおかしい！」
『そんな事をしたら貴方の闇もバレる事になりますよ？ここ今どこだかわかっていますか？闇市場の見本の様な所ですよ。黒幕が自分から出て行くような者です。これまでだってたくさんありましたよね』
と笑って返す。
「クソッ！！なんなんだ貴様もあのボーダーの若造どもも！」
『さあ？でもいい事教えてあげますよ。今回私は何も命令を受けてません。あの人の付き人なので』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 247人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彼岸(プロフ) - みぃささん» ありがとうございます！これからもいい作品にできるよう頑張っていきたいと思います！楽しみにしていてください！ (2021年5月15日 21時) (
レス) id: 3813a82284 (このIDを非表示/違反報告)
みぃさ - 夢主ちゃんの過去、、、気になるうう 凄く面白いです！更新頑張ってください!!! (2021年5月15日 20時) (レス) id: d6c42e7e83 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 昨日はすいませんでした。まだ制作途中のものを間違えて出してしまいました。疑問に思ってしまった方少し見てしまった方ご迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした。今日、明日には完成したものを出せるようにしていきたいですこれからもよろしくお願いします！ (2021年4月28日 17時) (レス) id: 3813a82284 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彼岸 | 作成日時：2021年4月15日 20時
