第一節皇帝となる者 運命の糸,1 ページ1
◯。°◦◎゜
白い白い砂浜を歩いていた
潮風が頬を撫でるように通り抜ける
青く輝く海は綺麗に透き通っていて
心が清らかになる
丈の長い着物と
顔の前でひらひらとする布に
少し鬱陶しさを感じながら
一人城を抜け出し散歩していた
私はここの砂浜が好きだった
秘密の場所って感じでなかなか民がこない
一人でゆっくりするのに
最適なスポットであった
長く続く砂浜は終わりを告げようとしていた
丁度その時
一人男の人が倒れているのが見える
見たことがない服を纏っている
なんとも不思議な雰囲気の人だった
駆け足で駆け寄ると
近くに緑色の帽子が転がっており
服装の色からして彼のだとわかる
手には木の杖だろうか
蔦が絡まっているものをギュッと握り締めていた
この男をどうしようか
考えを巡らせる
このまま放置するわけにもいかないし
かと言って私が運べる訳でもない
従者を呼びに行こうと思ったが
城からは少し遠く、
すぐ戻ってこれる距離でもなかった
どうしようかと頭を悩ませていると
後ろから私を呼ぶ声が聞こえる
渢「碧姫！さ、探していたのですよ？」
走り回っていたのか
ゼーゼーと息を切らしている
青く綺麗な従者服や
私の従者と示す珊瑚のアクセサリーは
酷く乱れていた
『ふふっ
べっぴんさんなのだから直しなさい』
渢「もう、姫様を探してたのですよ
ん、？その男は誰なのです？」
『誰なのでしょう？
客間に運んで頂戴』
「は〜」と溜め息をつきながらも
「畏まりました」と答えた渢は
胸元のブローチのボタンを押すと
従者を複数呼んだようだ
渢は運べなかったみたい
暫くすると従者が三人やって来て
男を運んで行った
これが私の運命の物語の始まり
当時六つの年
私とユナンの出会った日である
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下倉琉華(プロフ) - 紅桜夢さん» 今は整理中です、暫くお待ちください (2021年11月30日 14時) (
レス) id: 8f64cfde84 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜夢 - 書かないんですか？結構楽しみにしていたんですけど、、。 (2021年11月30日 14時) (レス) id: 20dd92ba69 (このIDを非表示/違反報告)
練紅香 - 下倉琉華さんって、紅覇好きなんですか？私も、紅覇大好きです！よければ紅覇仲間になって欲しいです！ (2021年11月24日 20時) (レス) id: d6df4e3d64 (このIDを非表示/違反報告)
下倉琉華(プロフ) - 紅桜夢さん» 大好きです！！！ (2021年11月18日 6時) (レス) id: 8f64cfde84 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜夢 - 下倉琉華さんって、紅覇好きなんですか？ (2021年11月17日 20時) (レス) id: d6df4e3d64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：下倉琉羽 | 作成日時：2021年11月14日 12時
