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セットしていた目覚ましの音を止め、ジュンは重たい体を起こしてグッと上半身を伸ばす。
ベッドから起き、珍しくまだ寝ているであろう日和を起こそうと彼のベッドを覗く。
「うおっ。起きてたんすかおひいさん。てか、こんな暗いとこでスマホ見てると目ぇ悪くしますよ」
「見て見てジュンくん」
彼も寝起きなのか、少し低めの声でそう言いながらジュンに自分のスマホを見せる。
ジュンが見たのは、SNSのトレンドランキング。
数々のハッシュタグがトレンド入りする中で、彼の目に止まった文字。
”A”という、自分たちのプロデューサーの名前だった。
日和がそこをタップすると、そこには授賞式の彼女の写真と共にトピックが飾られていた。
《日本人発の女性受賞者でありながらも、最年少受賞記録を更新する快挙を成し遂げた彼女に世界が注目》
下にスクロールすれば、数々の新聞社のアカウントが彼女の写真を”我こそは先に”と言いたげにバンバン投稿している。
他にも様々なアカウントが、彼女の写真やニュースで流れたスピーチの様子を録画して載せていた。
「一気に有名人っすねぇ」
「彼女の曲が知られていくのは嬉しいけれど、彼女自身が知られていくのは少しだけ寂しいね」
ジュンからは日和の表情が見えなかったけど、彼の声は本当に寂しそうだった。
彼から見た日和とAは、幼馴染以上の”何か”で繋がっているように感じる。
特に、Aに対する日和の執着ぶり。
無意識なのだろうが、Aが授賞式の為に海外に飛び立ってからというものの、日和はAの話をよくするようになった。
そしてその後は必ず、寂しそうに笑うのだ。
(おひいさん……もしかして)
「さぁジュンくん！朝ご飯の用意をしようね！」
「おひいさんって……」
「ん？」
「……いえ、何でもねぇっす！」
何とも言えないこの感情に、ジュンはもどかしさを感じた。
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アニメ大好き！九喇嘛朱雀♪ - 日和くん嬉しいです！推しなんで！茨君が好きになり、ジュン君が好きになり、凪砂君が好きになりました←楽しみにしてますね！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: cca3220680 (このIDを非表示/違反報告)
真夏(プロフ) - 初めまして！！お、通知が来たと思ったらまだ誰とは決まっていないものの、オチを作ってくださるとは...！嬉しいです！！短い文ですがどうしても言いたくなってしまいました。これからも頑張ってください！！ (2020年4月8日 22時) (レス) id: 9040ea43e3 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き！九喇嘛朱雀♪ - 初めましてです！Eden大好きなので嬉しい限りです！私は凪砂くんが大好きなのですが作者様は誰推しでしょうか？これからも応援させていただきます！頑張ってください！ (2020年3月19日 20時) (レス) id: cca3220680 (このIDを非表示/違反報告)
星野麻衣(プロフ) - 初めまして！一気に読ませていただきました！この作品のお陰でEdenの新しい魅力に気づくことができました。Edenの魅力が伝わってくる作品でした。これからも頑張ってください。 (2020年2月25日 22時) (レス) id: fe016e2f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2020年2月8日 18時
