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遡ること、昨夜。
私は、横にいる漣くんにEdenのプロデューサーを降りた理由についてそう告げた。
「事務所に入るという事とか、それ以外のことは何の問題もないの。ただ……フリーで活躍しているとはいえ、私もプロの作曲家。氷鷹先生が私の曲を新曲に使って下さって以来、今まで以上に仕事がどんどん入ってきて、何ヶ月も先まで依頼が詰まっているの」
趣味で作っているわけじゃない。
遊びだったり軽いノリで、仕事を引き受けているわけじゃない。
もちろん、依頼内容によって断ることだってある。
七種くんから依頼を受けた時、最初は引き受けようかと思っていた。
でも、
「あなた達のためだけ、と限定された条件でプロデューサーになるってなると、今まで引き受けてきた依頼を全て断ることになる。そんな無責任なこと、プロなら出来るわけないでしょう？」
プロのアイドルである漣くんなら、分かるはずだ。
私は……私たちは、誰かのため”だけ”に仕事をしているわけじゃない。
自分という1人の人間を見てくださっている全ての人のために、私たちは仕事をしているのだ。
それは、作曲家の私だって同じ。
”自分の曲を聞いてくれた人、そして曲作りに携わってくれた全ての人たちの心を動かし、幸せにしたい”
だから、私は作曲家になったのだ。
そして、それが私が今回Edenのプロデューサーを断った理由だった。
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リア(プロフ) - 最高に面白いです！日和が可愛すぎる！！！更新楽しみに待っています(^^) (2020年1月24日 17時) (
レス) id: f94faaa2fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 凄く私好きな話だと思います！滅茶苦茶好きになりました！！更新待ってます。頑張ってください！！ (2020年1月23日 6時) (レス) id: 1d868b34d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2020年1月19日 12時
