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その2日後、ようやく向こう側のプロデューサーが顔を出した。
「A先輩。こちらが、僕達のプロデューサーです」
「あんずと言います。よろしくお願いします」
一言言わせて頂きたい。
……めっちゃ可愛い。
名前を聞いて女の子っていうのは分かってたけど、いやこんなに可愛いとは思ってなかった。想定外。
侮れないわ、Trickstar……
「あの……」
「……あ、ごめんね！Edenのプロデューサーをやっています。玲明学園のAです、よろしくね。年上だから、困った事があったら何でも頼って」
「はい！」
「A先輩は作曲家としても活躍してて、今回のサマーライブの曲も先輩が作ってくれたんだ！」
遊木くんがそう言うと、目を輝かせて「すごいです！」と私を見てくるあんずちゃん。
馬鹿野郎！君の可愛さの方がすごいわっ！
「で、先輩。あんずちゃんに話したい事があるんですよね？」
「あ、そうなの。今回のライブの衣装の事なんだけどね……」
遊木君の声で我に返り、バッグから資料を取り出すと彼女に渡した。
その内、数枚は今回のサマーライブの大まかな内容で、残りが衣装についてだ。
「デザインとしてはこんな感じ。夏真っ只中だから、中々着られないノースリーブの衣装にしてみたの。一気に夏らしさも出てくるしね。あと、ここの袖の部分とパンツのこの部分は、各自色違いにする予定。あ、Trickstarの衣装のデザインはこっちね」
「素晴らしいです。いいと思います」
「ありがとう。じゃあ、衣装はこんな感じで。後で私の方から業者に連絡しておくね」
「ありがとうございます」
「ライブプランも、少しずつ固まってきているからね。本番まで、力合わせて頑張りましょう」
「はい！」
プロデューサーちゃんも純粋だった……
事がトントン拍子に進みすぎて、怖いぐらい。
彼らに加えて、彼女まで騙すのは更に心が痛むけど、頑張るしかない。
……芸能界は、こういうものだ。
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リア(プロフ) - 最高に面白いです！日和が可愛すぎる！！！更新楽しみに待っています(^^) (2020年1月24日 17時) (
レス) id: f94faaa2fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 凄く私好きな話だと思います！滅茶苦茶好きになりました！！更新待ってます。頑張ってください！！ (2020年1月23日 6時) (レス) id: 1d868b34d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2020年1月19日 12時
