Sunlit Smile ページ22
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例の件から、数ヶ月。
雑誌撮影とインタビュー、そしてゲーム制作会社とのコラボも順調に進み、あとはリリースを待つのみとなった。
そんな中、私は次の仕事に向けて作曲を行っていた。
「AちゃんAちゃん！曲作りは順調？」
「今のところはね。そっちも順調？今回ライブプランの方、Eveの2人に任せちゃったけど」
「心配しなくても順調だね！敵地でのサマーライブの依頼だけど、あのゲームのリリース日はその前日だからぼく達の売り込みが出来るね！」
今回のサマーライブの依頼は、EdenではなくEve宛てのもの。
依頼者は、そのライブの開催地である夢ノ咲学院。
日和くんが、かつて通っていた学院だ。
「でも何か、日和くんちょっと浮かない顔してるね」
「依頼主が、ライブの相手を潰すつもりで、手を抜かずに全力でやって欲しいって言うからね。嫌な役を果たさなくちゃいけないなんてね」
……成程、そういう事か。
いつも喧しくて我儘な日和くんだけど、普通に良い人だから彼の良心が傷つけられるんだろう。
でも芸能界は、言ってしまえば潰し合いの世界。
それに耐え抜く力がなければ、この先芸能界を生き残るのは難しいだろう。
「まぁ頑張って。曲と衣装は、サマーらしい最高のものを作ってみせるから任せてよ」
「Aちゃん頼もしいね。数ヶ月前は、「日和くん助けて〜」って弱々しい感じだったのにね！」
「余計な事言わなくていいし、そんな事言ってないから！！」
「痛いっ！Aちゃん、最近ぼくの扱いが雑になってきてるね！」
「気のせい気のせい。漣くん待たせてるんだから、早く行きなさい」
冗談めいた声で「悪い日和〜」と笑いながら言い、「お仕事頑張ってね！」と言い残して去っていった日和くん。
彼が去った後、この場が一気にシンッと静まり返る。
日和くんがいかにうるさいか分かったところで、私は再び曲作りに取り掛かった。
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リア(プロフ) - 最高に面白いです！日和が可愛すぎる！！！更新楽しみに待っています(^^) (2020年1月24日 17時) (
レス) id: f94faaa2fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 凄く私好きな話だと思います！滅茶苦茶好きになりました！！更新待ってます。頑張ってください！！ (2020年1月23日 6時) (レス) id: 1d868b34d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2020年1月19日 12時
