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銀時「お前アイツらに何かされたら絶対俺に言えよ!!?」
神楽「馬鹿ネ、Aが襲われようものならAはアイツらを皆殺しにするはずネ」
新八「神楽ちゃんそんな物騒なこと言わないで…Aちゃん、気を付けてね」
「皆私のこと大好きか……行ってくるね!!」
「土産持って帰ってこいよ!!!」という声が最後に聞こえたところで万事屋、我が家の扉を閉める。そう、これから私は暫くの間、真選組で預けられることになったのだ。
何故か、それは私にもよく分からない。銀ちゃんが「お前暫く真選組な」とか言ってきてその次の日に沖田総悟サンに会って、「お前ェ、暫くウチに来るらしいじゃねェか」と言われ……とにかく私には何もわからない知らない。
「…行くか」
けど、私が真選組に預けられる理由に心当たりはある。
それは多分
ーーー私が弱いからだ。
いつも、というか定期的に妙ちゃんの家とか九ちゃんの家に預けられる。その「定期的に」の間にはきっと戦闘、闘いがあるのだろう。私は勝手ながらにそう思っている。
「この、役立たず」
銀ちゃんや神楽、新八に大事にされてることは充分分かっている。充分すぎるほど。でも私は三人に負担しかかけていない。
勝手について行って、勝手に住まわせて貰って、毎朝起こしてもらって、ご飯も作ってもらって、そして何より、大切にしてもらって。
すごくありがたいことは承知している。本当に。でも私は三人にとって足でまといではないのだろうか
まぁいつも明るい私なのだが、たまーにこんなことも考える、というか考えてしまう。
足でまとい、三人の負担、出ていった方がいいのだろうか。
?「どうしたんでィ、お前らしくねェ顔しやがって」
「沖田総悟サン……」
災難とはこの事か。
この人には何でも見透かされそうな感じがする。
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作者名:みずき | 作者ホームページ:http://1030.shori.sexyzone.mizuki.0413
作成日時:2017年12月29日 10時