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『本当に家まで……なんかごめん』







あの後、今まで少ししか関わったことがなかったというのが嘘だったかのように話した。


女の子が苦手だったから当たり強くなっちゃった、とか。
私も強くやり返しちゃった、とかいう話もしたし。

キセキの世代の話や、バスケの話、それ以外にも色々な話をした。




黄瀬くんって、話してみたらこんな楽しい人だったんだって。








「気にしないで。はー、俺Aっちと打ち解けられて良かったっスわ。もうちょっと早く喋りたかった」








ナチュラルに呼び捨てされて、ナチュラルに〜っちを付けられたけども。

あれ、黄瀬くんは〜っちは認めた人にしか付けないんじゃなかったっけ?あれ?








『…私も、黄瀬くんが思ったよりいい人でびっくりした』


「同じチームになったんだし…改めてよろしくっス!」


『うん、よろしく。…勝とうね、最後まで』


「当たり前っスよ」








そんな約束を交わせるまで仲良くなってしまった、私と黄瀬くん。

あんなに嫌いだった黄瀬くんとも打ち解けられたんだから。


キセキの世代の皆とも、また前みたいに仲良くなれないかな。







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作者名:愛璃珠 | 作成日時:2021年8月7日 20時

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