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負けて思い知った。
やっぱりバスケにおいて1番大事なのはチームプレイだ。
『…あ、もしもし?黒子くん、』
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全て部活が終わって、私の家から割と近いストバスコートがある公園に黒子くんを呼び出した。
『ていうか番号変えてなかったんだね。私みんなとメールしなくなっちゃったから、変えたのか変えてないのかなんなのかわかんなくてさ』
「僕も同じです。彼らとはあまり話さなくなってしまったので」
きっと…同じ気持ちなんだと思う。
私には彼らのやり方は理解できなかった。
多分それは黒子くんも同じ。
「それより、なんで呼び出したんですか?」
『あぁ、その……自分も嫌いで、その人も自分のことが嫌いで。そんな人と仲良くするにはどうしたらいいのかなって』
「黄瀬くんですか?」
『ウ゛』
そりゃ、バレるとは思っていたけれど。
バレない方が無理だと思っていたけれど。
『…私はこのチームで勝ちたい。このチームで日本一になりたい。でも勝つ為には、私が黄瀬くんと仲悪いままじゃダメな気がして』
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作者名:愛璃珠 | 作成日時:2021年8月7日 20時