後輩へのありがとう ページ5
だいぶ時間は経ってしまったが、どうしてもやりたかった食事会を開いた。
ありがたいことに仕事が詰め込まれまくった、真っ黒のスケジュールアプリにディナーの予約を入れ込むことは無理だったので泣く泣くランチに変更。
今日のランチを共にするのは嵐と元ＶＳ魂のメンバー。
若干の緊張感を薄れさせるのは相葉さんと風間ぽん。
ある程度の量を食べ緊張もほぐれた頃、本題に入る。
智「まずはあの枠を守ってくれてありがとう。
きつかったと思う。
風間にとっては大好きな芝居のいくつかを諦めさせた。
藤井にとっては身を削って、あの枠のために働かせた。
勝利にとっては本当にやりたかったこととは違うことをやらせた。
岸にとっては苦手なことをたくさんやらせてしまった。
浮所にとっては初めてだらけの恐怖と不安と戦わせた。
全部俺たちのワガママと局の欲のためだったのかもしれない。
本当に申し訳なかった。」
勝「たしかに大変なことは沢山あったけど、それよりも学んだことのほうが
多かったから、僕は感謝してます。
多分他のメンバーたちだってそう思ってるはずです。」
風「視聴率が伸び悩んでディレクターやプロデューサーに呼び出されたこと
も確かにあった。
その度に嵐だったらって言われて悔しかった。
それまでは選んだ道が違うから当たり前だって割り切れてたのに全く
同じフィールドで戦ったから負けを認めざる負えなくなった。
でもだからこそもう一度成長するきっかけをもらった。
だから俺からもありがとう。」
翔「またＶＳ嵐にも遊びに来てね。」
潤「なぁそろそろ時間だよ？」
和「やば、あと２０分じゃん」
翔「智くんは釣りロケ、俺は雑誌の取材、ニノは動画撮影、相葉くんは舞台
の稽古に戻る、松潤はスノのライブリハ。」
全「「「「オッケー」」」」
翔「帝劇地下駐B-38集合。ケツは11時、アタマは5時」
全「「「「うぃ」」」」
岸「あのっ！ありがとうございました！俺頑張りますから。
今度は主演作であのスタジオに行けるように。」
浮「俺もデビューしてグループで美 少年で行きますから」
智「あぁ待ってるよ。」
無駄にかっこいいリーダーを待って乗り込んだＪの車で送り届けてもらったこのビルで俺は残りの仕事をこなす。
後輩にたくさんの感謝を込めて、本当にありがとうと言えた今日は幸せだった。
(ハート、お星さまお願いします。)
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@uratuku.arato
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作者名：新杜 | 作成日時：2022年7月11日 13時
